第12-2日 Vol.305  佛我を第一なりと説きたもう 【方便品第二】(六十六~七十二行)

法華経 方便品第二

 
★★ きょうの謎!
 
その謎1:舍利弗が、かつて釈迦から声聞の中で智慧が第一であるとか、釈迦の嫡

     子であると聞かされていたのはどういう意味だったのでしょう?
 
その謎2:菩薩の弥勒と声聞の舍利弗とでは釈迦への疑惑はお互い同じ見解なので

     しょうか?
 
 
■■第12-2日 Vol.305
 
 佛我を第一なりと説きたもう
 
  【方便品第二】
  (六十六~七十二行)
 
■■今日の一偈一句
  
  モロモロ ショウモンシュ オイ ホトケワレ ダイイチ   ト     ワレイマミズカ チ オイ  ギ
  諸 の聲聞衆に於て 佛我を第一なりと説きたもう 我今自ら智に於て 疑
  
  ワク  サト   アタ   コ クキョウ ホウ   セ  コ ショギョウ ドウ セ  ブッ
  惑して了ること能わず 是れ究竟の法とや爲ん 是れ所行の道とや爲ん 佛
  
  クショショウ ミコ ガッショウセンゴウ マ       ネガ  ミミョウ オト イダ   トキ
  口所生の子 合掌瞻仰して待ちたてまつる 願わくは微妙の音を出して 時
  
   タメ ジツ ゴト ト    モロモロ テンリュウジントウ ソ カズゴウジャゴト ホトケ モト
  に爲に實の如く説きたまえ 諸の天・龍神等 其の數恒沙の如し 佛を求む
  
   モロモロ ボサツ ダイシュハチマン  マタモロモロ マンノッコク  テンリンジョウオウ イタ  ガッショウ
  る諸 の菩薩 大數八萬あり 叉諸 の萬億國の 転輪聖王の至れる 合掌
  
   キョウシン モッ グソク ドウ キ         ホッ
  し敬心を以て 具足の道を聞きたてまつらんと欲す

  
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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 諸々の声聞衆の中に於いて 佛は我を第一なりと説かれました 我は今自らの
 
 智恵に於いては 疑惑が生じて了解することができません これが究竟の法と
 
 言えるのでしょうか これが所行の道と言えるのでしょうか この佛口所生の
 
 子(ぶっくしょしょうのこ:佛の口から確かに佛の摘子、つまり家督を継ぐ長
 
 男と言われた子) 合掌しながら仰ぎ見て待ちたてまつる 願わくは微妙の音
 
 を出して 今その時の為に如実に説いてください 諸々の天・龍神等は その
 
 数恒沙ほどに 佛を求める諸々の菩薩は 大よそ八万居ます また諸々の万億
 
 ある国の 転輪聖王が訪れるほどに 合掌し敬心をもって 佛が具足した道を
 
 聞きたてまつりたいと願っております
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回、舍利弗は釈迦に対しての疑惑を偈を説いて語っていましたが、その内容は、
すでに煩悩離脱を達成出来ている諸々の阿羅漢及び涅槃を求める者は、世尊のこ
のたびの説法を聞いて今皆が疑網に堕落している状況を訴え、佛はどうしてこれ
を説いたのか、その理由の説明を強く求めることを説いていました。
 
今回はその偈の最後の部分になりますが、次のように語っています。
 
諸々の声聞衆の中に於いて 佛は私のことを智慧第一であると説かれていました
 
 そういう私が今自らの智恵では この疑惑をそのままに了解することはできま
 
せん 果たしてこれが究竟の法と言えるのでしょうか これが所行の道と言える
 
のでしょうか 佛の口から直に佛の嫡子であると言われたこの私が 合掌しなが
 
ら仰ぎ見てお待ちしております 願わくは微妙の音を出して 今その時が為に真
 
実のことを説いてください 今ここに諸々の天・龍神等はその数恒沙の如くであ
 
ります そして佛を求める諸々の菩薩は 大よそ八万居ます また諸々の万億あ
 
る国から 転輪聖王が至り来りては 合掌し敬心を向けて 佛が具足した道を聞
 
きたてまつりたいと願っております
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
 
その謎1:舍利弗が、かつて釈迦から声聞の中で智慧が第一であるとか、釈迦の
     嫡子であると聞かされていたのはどういう意味だったのでしょう?
 
その謎2:菩薩の弥勒と声聞の舍利弗とでは釈迦への疑惑はお互い同じ見解なの
     でしょうか?
 


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法華経 序品第一

 

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コメント: 2
  • #1

    安田 和正 (木曜日, 02 4月 2015 16:32)

    『涅槃時期が迫り、契約行為に厳しい釈迦牟尼佛』

  • #2

    ぶっけん成安田 (月曜日, 02 4月 2018 10:48)


    仕組みを覚れる者はすでに仕組みを作れた者に等しい。それを具体化することは仕組みの目的による進歩の確証作業である。その確証に実際の利益の向上が伴っていれば、具体化の完成へと近づいていると見てよい。

    目的そのものの利益がまだ生じてない準備の段階も実際の仕事である。
    仕組みの準備で生じだす利益は目的達成の途中段階に応じた関連した利益である。

    準備による利益の向上は目的の利益へのバロメーターである。

    (ぶっけん)