第9-11日 Vol.234  各一りの大菩薩を將いて 【見宝塔品第十一】(四十九~五十二行)

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★★ きょうの謎!
 
その謎1:十方の諸佛はどうして各々に一人だけの大菩薩を率いて侍者とするので

     しょう?
 
その謎2:化城諭品の大通知勝佛が結跏趺坐した師子座は菩提樹下にあって高さ一

     由旬、それに対し今回の十方諸佛の師子座は宝樹下にあって高さ五由

     旬、また妙荘厳王本事品の雲雷音宿王華智佛の場合は、七宝菩提樹下の

     法座であって師子座ではないなど、それらには違いには意味があるので

     しょうか?
 
 
■■第9-11日  Vol.234
 
 各一りの大菩薩を將いて
 
  【見宝塔品第十一】
  (四十九~五十二行)
 
■■今日の一偈一句
 
 コ トキ ショブツ オノオノヒト  ダイボサツ ヒキ  モッ ジシャ   シャバセカイ イタ  オノ
 是の時に諸佛、各 一りの大菩薩を將いて以て侍者とし、娑婆世界に至つて各
 
 オノホウジュ モト イタ       ホウジュタカ   ユジュン シ ヨウ ケ  カ シダイ 
  寶樹の下に到りたもう。一一の寶樹高さ五百由旬、枝・葉・華・果、次第に
 
 ショウゴン  モロモロ ホウジュゲ ミナシシ  ザ   タカ  ユジュンマダイホウ モッ コレ キョウ
 莊嚴せり。諸 の寶樹下に皆師子の座あり、高さ五由旬。亦大寶を以て之を校
 
 ジキ   ソ トキ ショブツ オノオノコ ザ オイ ケッカ フザ
 飾せり。爾の時に諸佛、各 此の座に於て結跏趺坐したもう。
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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この時に諸佛は、各々一人の大菩薩を率いてそれを侍者とし、娑婆世界に至ると
 
各々宝樹の下に着かれた。一つ一つの宝樹の高さは五百由旬、枝・葉・華・果が、
 
次第に荘厳していった。諸々の宝樹下には皆師子の座があり、その高さは五由旬。
 
また大宝を用いて混合しこれを装飾している。その時に諸佛は、各々この座に於
 
て結跏趺坐をされた。
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回釈迦は、十方の世界から諸佛を集め迎え入れるために、娑婆世界を変じて清
淨にし、地を瑠璃とするなど多くの宝で国土を荘厳しました。
そして、多宝佛塔のある会場の衆をそこに留めて、諸々の天と人は移動させて他
土に置いたのでした。
 
今回、すでに娑婆世界へ行く準備を計っていた十方の諸佛は、娑婆世界が変化す
ると同時に各々が一人ずつの菩薩を率いて特別の侍者として娑婆世界にやって来
て、各々が宝樹の下に到着しました。
 
その一つ一つの宝樹の高さは五百由旬あり、諸佛が到着すると共に次第に枝・葉
・華・果が荘厳されていきました。
そして、その諸々の宝樹下には皆師子の座が用意されており、その高さは五由旬
ありました。
また、貴重な宝を用いて合成されたきめ細やかな装飾がなされていました。
 
その時に諸佛は、各々がこの師子座に於て結跏趺坐をされました。
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
 
その謎1:十方の諸佛はどうして各々に一人だけの大菩薩を率いて侍者とするの
     でしょう?
 
その謎2:化城諭品の大通知勝佛が結跏趺坐した師子座は菩提樹下にあって高さ
     一由旬、それに対し今回の十方諸佛の師子座は宝樹下にあって高さ五
     由旬、また妙荘厳王本事品の雲雷音宿王華智佛の場合は、七宝菩提樹
     下の法座であって師子座ではないなど、それらには違いには意味があ
     るのでしょうか?
 
 



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法華経 序品第一

 

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9-11

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コメント: 2
  • #1

    安田 和正 (土曜日, 10 1月 2015 22:55)

    伝統に隠された新たなチャレンジ!

  • #2

    ぶっけん (木曜日, 11 1月 2018 09:28)

    仏の座る獅子座は決して質素なものではなく、豪華絢爛に飾り立てられている座なのです。
    それは何と言っても仏は宝持ちなのであって、何も話さなくとも他者を常に目で引き寄せているのが仏の特徴であると言えるでしょう。

    (ぶっけん安成)