第7-9日 Vol.177  佛、羅侯羅に告げたまわく 【授学無学人記品第九】(四十一~四十七行)


法華経 授学無学人記品第九

 
★★ きょうの謎!
 
その謎1:阿難も羅侯羅も同じく来世に作佛するとありますが、来世には二人ともほ
     ぼ同時に如来となって出現するということでしょうか?
 
その謎2:阿難は諸佛を供養し法蔵を護持する役割らしいですが、羅侯羅の場合の諸
     佛に対し長子となって供養するとはどういうことなのでしょう?
 
 
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■■第7-9日 Vol.177
  
 佛、羅侯羅に告げたまわく
 
  【授学無学人記品第九】
  (四十一~四十七行)
 
■■今日の一偈一句
 
 ソ トキ ホトケ ラゴラ  ツ      ナンジライセ オイ マサ サブツ     ウ    トウ
 爾の時に佛、羅侯羅に告げたまわく、汝來世に於て當に作佛することを得べし。蹈
 
  ポウケニョライ オウグ ショウヘンチ ミョウギョウソクゼンゼイセケンゲ ムジョウジジョウゴジョウブテンニンシ
 七寶華如來・應供・正遍知・明行足・善逝・世間解・無上士・調御丈夫・天人師・
 
 ブツ セソン ナヅ   マサ  セカイミジントウシュ ショブツニョライ クヨウ    ツネ ショブツ タメ
 佛・世尊と號けん。當に十世界微塵等數の諸佛如來を供養すべし。常に諸佛の爲に
 
 シカ チョウシ ナ    ナ イマ ゴト     コ トウ ポウケブツ コクドショウゴンジュミョウ コウ
 而も長子と作ること猶お今の如くならん。是の蹈七寶華佛の國土の莊嚴・壽命の劫
 
 シュ ショケ デシ シュウホウ ゾウボウ マタサンカイエジザイツウオウニョライ ゴト   コト
 數・所化の弟子・正法・像法・亦山海慧自在通王如來の如くにして異ることなけん。
 
 マタコ ホトケ タメ シカ チョウシ ナ    コ  ス   イゴ マサ アノク タラ ミャク ボダイ
 亦此の佛の爲に而も長子と作らん。是れを過ぎて已後、當に阿耨多羅三藐三菩提を
 
 ウ
 得べし。
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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その時に佛は、羅侯羅に告げられた、汝は來世に於て當に作佛することを得べし。蹈
 
七寶華如來・應供・正遍知・明行足・善逝・世間解・無上士・調御丈夫・天人師・ 
 
佛・世尊と號する。當に十世界を微塵にしたに等しい無数の諸佛如來を供養すべし。
 
常にそれら諸佛の為にそのまま長子となることは尚も今の如くとなる。この蹈七寶華
 
佛の国土の荘厳の有様・寿命の劫数・所有することとなる化身の弟子・正法・像法な
 
どに関してはまた山海慧自在通王如來に等しくして異ることがない。またこの佛の為
 
にしかも長子となるのである。これを過ぎてしばらく後、當に阿耨多羅三藐三菩提を
 
得べし。
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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釈迦は前回、従兄弟である阿難に対し授記を告げられ、今回はその次に釈迦は息子で
ある羅侯羅に告げられたのでした。
 
その授記は、阿難と同じく来世において羅侯羅は作佛するということでした。
その佛の名は、蹈七寶華如來・應供・正遍知・明行足・善逝・世間解・無上士・調御
丈夫・天人師・佛・世尊といいます。
 
そして、羅侯羅の供養するべき諸佛の数は、恐らく阿難の場合の六十二億を遥かに超
えていると思える十の世界を粉々微塵にしたほどの無量数であります。
そして、その供養する諸佛のために各々の長子の役割を果たすのは今の釈迦に対する
場合と同様であり、さらに最終的には阿難が山海慧自在通王如来となった場合の長子
となって、その後にしばらくして作佛することになる段取りのようです。
 
なお、羅侯羅の作佛後の状況や条件は阿難の作佛の場合と等しく全く違わないそうで
す。
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
 
その謎1:阿難も羅侯羅も同じく来世に作佛するとありますが、来世には二人ともほ
     ぼ同時に如来となって出現するということでしょうか?
 
その謎2:阿難は諸佛を供養し法蔵を護持する役割らしいですが、羅侯羅の場合の諸
     佛に対し長子となって供養するとはどういうことなのでしょう?
 


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法華経 序品第一

 

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 4. 今 日 の 知 識 !  (道) 5. 今 日 の 解 脱 !  (解)
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コメント: 1
  • #1

    安田 和正 (土曜日, 08 11月 2014 22:23)

    とかく釈迦といえど、この資産問題による特に身内族の混乱は防ぎようも無く、日頃から身近な親族たちとのお金の問題は付きまとっていたのでしょう。