第6-18日 Vol.158  最初、會中に於て聞いて隨喜せん 【隨喜功徳品第十八】(三十二~三十五行)



★★ きょうの謎!
 
その謎1:法華経を聞いて、それを展転と五十人へ順番に伝えて行った場合の功徳は第五十

     人目に伝えられた人だけが途中の誰よりも無量無辺阿僧祇の功徳を得れるという

     ことでしょうか?
   
その謎2:第五十人目の人の功徳と最初に會中で聞いた人の功徳とは、どちらも無量無辺阿

     僧祇でまったく等しい数値であるということでしょうか?

 

 
■■第6-18日 Vol.158
 
 最初、會中に於て聞いて隨喜せん
 
  【隨喜功徳品第十八】
  (三十二~三十五行)
 
■■今日の一偈一句
 
 アイッタ  カク ゴト ダイ ニン テンデン  ホケキョウ キ  ズイキ   クドク ナ ムリョウムヘン
 阿逸多、是の如く第五十人の展轉して法華經を聞いて隨喜せん功徳、尚お無量無邊
 
 ア ソウギ   イカ イワ   サイショ エチュウ オイ キ  ズイキ  モノ   ソ  フクトクスグ
 阿僧祇なり。何に況んや、最初、會中に於て聞いて隨喜せん者をや。其の福徳勝れ
 
     ムリョウムヘン アソウギ    クラ    ウ
 たること無量無邊阿僧祇にして、比ぶること得べからず。
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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阿逸多よ、このようにして第五十人目が展転として伝教されてきた法華経の話を聞い
 
て隨喜する功徳は、尚も無量無辺阿僧祇ほどにもなるのである。どういう意味かとい
 
えば、一番最初に、集会の会中に於て聞いて隨喜した者を参考にしてみよ。その福徳
 
はそれに勝ること無量無辺阿僧祇であって、比較する必要なしである。
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回は、大施主による阿羅漢果を得させようとする所得の功徳は、法華経を聞いて展
転と伝教する第五十の人の隨喜功徳の百分・千分・百千万億分の一にも及ばないとい
う釈迦の弥勒への回答でした。
 
今回は、釈迦はさらに弥勒に対し、この大施主に圧倒的に勝る第五十人の展転して法
華経を聞いて随喜する功徳の量は無量無辺阿僧祇であると言いました。
 
そして、これはそもそも何を言おうとしているのかと一旦疑問を伺い、その意味は、
最初、集会に集まる会中に参加して法華経を聞いて随喜した者との関係であるのだと
言い、その者の福徳はそれに勝ること無量無辺阿僧祇であって、これはあえて比べて
みる問題ではないと教えたのでした。
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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その謎1:法華経を聞いて、それを展転と五十人へ順番に伝えて行った場合の功徳は
     第五十人目に伝えられた人だけが途中の誰よりも無量無辺阿僧祇の功徳を
     得れるということでしょうか?
   
その謎2:第五十人目の人の功徳と最初に會中で聞いた人の功徳とは、どちらも無量
     無辺阿僧祇でまったく等しい数値であるということでしょうか?
 


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法華経 序品第一

 

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6-18

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コメント: 1
  • #1

    ぶっけん成安田 (水曜日, 18 10月 2017 17:31)

    「第五十人の展転功徳」とは何か?
     
    法座の場へ直接聞きに行って最初に感動した人がその後別の人にもそれを伝え、それを聞いた人が更に他者へ伝えていく・・
    そのように転々と一人一人が伝えて50人に至ったとして、その50人すべてが同じ喜びの功徳を得るということです
     
    その幸運の力は最初に法座へ行って最初に聞いた人の最初の喜びの力なのです
    50人すべてのうちの2人目から50人目までは直接法座を聞いてはいなく、たとえ内容をよくは知らなくても同じだけの喜びを瞬時に得ていくという不思議の力なのです
     
    お釈迦様はこの不可思議でラッキーな力は直接一人一人だけで長年修行して熟知し得た成果よりも比べるまでもないほどラッキーなのは明らかであること間違いなしと伝えています
     
    最初は誰にも信じれないようなお釈迦様の本当に究極の教えの一コマですね�
     
    (ぶっけん成安田)