第6-19日 Vol.159  此に於て悉く之を聞かん 【法師功徳品第十九】(三十六~四十三行)


 
★★ きょうの謎?
   
その謎1:法師はなぜこれだけさまざまな多くの種類の音声を聞くことになるのでしょう

     か?
   
その謎2:さまざまな音声を聞くことによりこだわりや煩悩が消え去っていく功徳なので

     しょうか?
  
 
■■第6-19日 Vol.159
   
 此に於て悉く之を聞かん
 
 【法師功徳品第十九】
 (三十六~四十三行)
  
 
■■今日の一偈一句
 
   ポウセカイ ナカ  キンジュウ ナ  アイヨ   ソ セッポウ ヒト ココ オイ コトゴト コレ
  十方世界の中の 禽獸の鳴いて相呼ぼう 其の説法の人 此に於て悉く之を
    
   キ   ソ モロモロ ボンデンジョウコウオンオヨ ヘンジョウナイシウチョウテン ゴンゴオンジョウホッシ
  聞かん 其の諸 の梵天上 光音及び偏淨 乃至有頂天 言語の音聲 法師
    
  ココ ジュウ コトゴト ミナコレ キ     エ  イッサイ ビクシュウ  オヨ モロモロ ビク
  此に住して 悉 く皆之を聞くことを得ん 一切の比丘衆 及び諸 の比丘
    
  ニ  モ  キョウデンドクジュ モ   タニン タメ ト   ホッシ ココ ジュウ コトゴト
  尼 若しは經典を読誦し 若しは他人の爲に説かん 法師此に住して 悉
    
   ミナコレ キ     エ  マタモロモロ ボサツ    キョウボウドクジュ モ   タニン
  く皆之を聞くことを得ん 復諸 の菩薩あつて 經法を読誦し 若しは他人
    
   タメ ト  センジュウ  ソ ギ ゲ   カク ゴト モロモロ オンジョウコトゴトミナコレ 
  の爲に説き 撰集して其の義を解せん 是の如き諸 の音聲 悉 く皆之を
    
  キ     エ
  聞くことを得ん 
 
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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 十方世界の中の 禽獸(きんじゅう:禽は鳥類、獸はけもの、けだもの)が鳴
 
 いてお互いを呼び合っている その説法の人は ここに於てことごとくこれを
 
 聞知している その諸々の梵天より上の 光音天及び遍淨天 乃至有頂天まで
 
 の 言語の音聲を 法師はここに住して ことごとく皆これを聞くことをでき
 
 る 一切の比丘衆 及び諸々の比丘尼が ある者は法華経の経典を読誦して 
 
 ある者は他人の為に説いている 法師はここに住して ことごとく皆これを聞
 
 くことをできる また諸々の菩薩が居て 経法を読誦して あるいは他人の為
 
 に説き 選び集めてその義を解き明かそうとしている このような諸々の音聲
 
 を ことごとく皆これを聞くことをできる 
       
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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十方世界のあらゆるところで鳥や獣が鳴き声を上げてお互いを相呼び合って過し
ています。
説法人はここに居てそれらを詳細に聞いているのです。
  
諸々多くの欲界を超えた色界梵天王のさらに上にある光音天及び遍淨天、それか
ら有頂天に至るまでの言語の音声を法師はここに居て詳細に皆これを聞くことが
出来るのです。
  
一切の比丘衆及び諸々の比丘尼が経典を読誦し、そして他人の為に説いています。
法師はここに住して詳細に皆これを聞くことができるのです。
   
また多くの菩薩が居ます。経法を読誦して他人の為に説いて、選び集めてはその
義を解こうとしています。
このようなさまざまな音声を詳細に皆これを聞くことが出来るのです。
  
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
   
その謎1:法師はなぜこれだけさまざまな多くの種類の音声を聞くことになるの
     でしょうか?
   
その謎2:さまざまな音声を聞くことによりこだわりや煩悩が消え去っていく功
     徳なのでしょうか?
 

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法華経 序品第一

 

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本日品の続き解明文、【今日の謎!シリーズの答え、解説など詳細満載】
 4. 今 日 の 知 識 !  (道) 5. 今 日 の 解 脱 !  (解)
 6. 今 日 の 振 返 り ! (脱)
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6-19

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コメント: 1
  • #1

    booken (木曜日, 19 10月 2017 18:03)

    仏法の師匠が法師であるなら、仏道の師匠は道師、つまり導師なのでしょうか?
    大法師と大導師とは厳密には各々に区分された特徴を持つ者なのかもしれなません
    たとえば修行が旅であるならば、ツアー企画者とツアーガイド者、或いはパイロットとスチュワーデスみたいなものでしょうか?
     
    今日の法師功徳品では法師となる者は800の眼の功徳、1200の耳の功徳、800の鼻の功徳、1200の口の功徳、800の身の功徳、1200の心の功徳を得ると教えています
    この6種類を六根と言い、その六根すべてが清浄されることで功徳を得るのが法師であるらしいです
     
    (ぶっけん成安田)