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第4-12日 Vol.96  我、微妙の法を有てり 【提婆逹多品第十二】(十五~十九行)

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★★ きょうの謎!
   
その謎1:阿私仙が王の求める大法のことを微妙の法と言ったのはなぜでしょう?
   
その謎2:王が大法を求めたのは、自身の為か或いは人民の為か、どちらでしょ
     う?
  
 
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■■第4-12日 Vol.96
   
 我、微妙の法を有てり
 
 【提婆逹多品第十二】
 (十五~十九行)
 
  
■■今日の一偈一句
 
  ワレカコ  コウ オモ   ダイホウ モト      ユエ   ヨ コクオウ ナ   イエド
  我過去の劫を念うに 大法を求むるをもつての故に 世の國王と作れりと雖
 
    ゴヨク ラク ムサボ    カネ ツ   シホウ ツ  タレ ダイホウ タモ  モノ
  も 五欲の樂を貪らざりき 鐘を椎いて四方に告ぐ 誰か大法を有てる者な
 
    モ  ワ タメ ゲセツ   ミマサ ヌボク  ナ    トキ アシセン    キタ
  る 若し我が爲に解説せば 身當に奴僕と為るべし 時に阿私仙あり 來つ
 
   ダイオウ モウ  ワレ ミミョウ ホウ タモ   セケン ケ ウ  トコロ   モ ヨ  シュ
  て大王に白さく 我微妙の法を有てり 世間に希有なる所なり 若し能く修
 
  ギョウ  ワレマサ ナンジタメ ト
  行せば 我當に汝が爲に説くべし
                 
    
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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 我が過去の時代を思い出すと 大法を求めようとする一心にて 世の国王とな
 
 っているといえども 五欲の道楽を貪らず 鐘を叩いて四方に告げた 誰か大
 
 法を保有している者はいないか もし我がために説いてくれれば この身は必
 
 ず奴僕(ぬぼく:雑用の下男)となっても構わないことを約束しよう 時に阿
 
 私仙(あしせん:インドの聖なる仙人で阿私陀という預言者)あり 来たりて
 
 大王に白さく 我は微妙の法を保有せり 世間では希少といわれているものな
 
 り もし心を入れて修行するなら 我はしっかり汝の為に教えて進ぜよう
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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釈迦は王であった過去世の頃、仙人に仕えて法華経を修行したことについて、偈
をもって繰り返し唱えました。
   
我は大昔の頃を思い出せば、法華経を求めたい一念にて、世の国王であることも
捨て去り、国中にそれを求めて呼びかけた。
   
その時、阿私陀という仙人が尋ねてやってきた。阿私仙は、王の求めていた法華
経を保有しているといい、真面目に修行するなら教えてあげても良いことを王へ
伝えたのでした。
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
   
その謎1:阿私仙が王の求める大法のことを微妙の法と言ったのはなぜでしょう?
   
その謎2:王が大法を求めたのは、自身の為か或いは人民の為か、どちらでしょ
     う?
 



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法華経 序品第一

 

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 4. 今 日 の 知 識 !  (道) 5. 今 日 の 解 脱 !  (解)
 6. 今 日 の 振 返 り ! (脱)
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コメント: 3
  • #1

    ぶっけん (火曜日, 11 8月 2015 17:31)

    「大法は妙法でもある」

  • #2

    ぶっけん成安田 (火曜日, 11 4月 2017 20:29)

    真実と現実と、更にもうひとつの実があるなら、それは思い起ったが吉実ではないかと思うのです。
    真実と現実の間には時間があります。されば、真実と吉実の間にはさほど苦しみのない人間が居るのです。
    人間とは何かを現実では語れません。そして、時間とは何かを真実では語れません。
     
    苦しみある所、必ず知恵が生まれるのです。現実を生き抜くために与えられる、人間には到底生み出せない知恵なのです。

  • #3

    ぶっけん成安田 (日曜日, 13 8月 2017 01:16)

    長く続く友とは真実知識の共有関係、意気投合ですぐに仲良くなれても長く続かない友とは単なる相性もしくはふざけた関係
    法華経で知るこの違いはとても有益だ