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第3-28日 Vol.84  四法を成就せば、法華経を得べし 【普賢菩薩勧発品第二十八】(八~十四行)



★★ きょうの謎!
 
その謎1:四法そのものは、法華経の根本とは別なものでしょうか?
   
その謎2:四法とは、誰もが簡単に理解できることなのでしょうか?
 
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■■第3-28日 Vol.84  
  
 四法を成就せば、法華経を得べし
 
 【普賢菩薩勧発品第二十八】
 (八~十四行)
  
 
■■今日の一偈一句
 
 タダネガ  セソン  マサ タメ コレ ト       モ ゼンナンシ ゼンニョニン ニョライ
 唯願わくは世尊、當に爲に之を説きたもうべし。若し善男子・善女人、如來の
 
 メツゴ オイ イカニ    ヨ コ  ホケキョウ エ  ホトケ フゲンボサツ ツ  
 滅後に於て如何してか能く是の法華經を得ん。佛、普賢菩薩に告げたまわく、
 
 モ ゼンナンシ ゼンニョニン シホウ ジョウジュ ニョライ メツゴ オイ マサ コ  ホケキョウ ウ
 若し善男子・善女人、四法を成就せば如來の滅後に於て當に是の法華經を得べ
 
   イチ  ショブツ ゴネン       エ ニ  モロモロ  トクホン ウ  サン  ショウ
 し。一には諸佛に護念せらるることを爲、二には諸 の徳本を植え、三には正
 
 ジョウジュイ  シ  イッサイシュジョウ スク ココロ オコ     ゼンナンシ ゼンニョニン カク
 定聚に入り、四には一切衆生を救うの心を發せるなり。善男子・善女人、是の
 
 ゴト シホウ ジョウジュ  ニョライ メツゴ オイ カナラ コ キョウ エ
 如く四法を成就せば、如來の滅後に於て必ず是の經を得ん。

 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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唯一のお願いであります世尊、まさに世界すべてのためにこれをお説きください。
 
お伺い致します善男子・善女人が、如來の滅後に於てはどのようにしたら正しく
 
この法華経を体得することができるでしょうか。佛は、普賢菩薩に告げられた、
 
もし善男子・善女人、四法を成就せば如來の滅後に於て必ずこの法華経を得べし。
 
一には諸佛に護念されられるようにすること、二には諸々の善行を積み重ね、三
 
には正定聚(しょうじょうじゅ:しっかり悟りを得れると確定した多くの準則)
 
に務め続け、四には一切衆生を救う心を発揮できるようになることである。善男
 
子・善女人よ、このように四法を成就せば、如來の滅後に於て必ずこの経を得る。
       
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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普賢菩薩は、釈迦へ自身の為でない他への為、つまりこの世すべてへの最大貢献
のためにこの法華経を説いてくださいと申し出たのでした。
それには如來が滅度した後には一体どのようにして真実の法華経を得ることがで
きるのか、その方法を知りたいと普賢菩薩は請願しました。
  
佛は普賢菩薩に言いました。
善男子・善女人は四法に適うように勤めれば如來の滅後に於て必ず法華経を得る
ことができると、即座に答えました。
   
その四法というものは、一つには諸佛に守護してもらえることになるように努力
を実らせること。
二つには正しい行いを絶え間なくたくさん積み重ねること。
三つには正定聚つまり定まった正しい環境に常に身を置けるようになること。
四つには一切の衆生を救う心を自発的に起すこと。
   
以上の四つの方法を達成させれば、必ず法華経を得ることができると、釈迦はす
ぐさまに教えました。
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
   
その謎1:四法そのものは、法華経の根本とは別なものでしょうか?
   
その謎2:四法とは、誰もが簡単に理解できることなのでしょうか?
 


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法華経 序品第一

 

★★ 今日も、お読みいただきありがとうございました ★★
 
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 4. 今 日 の 知 識 !  (道) 5. 今 日 の 解 脱 !  (解)
 6. 今 日 の 振 返 り ! (脱)
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コメント: 2
  • #1

    ぶっけん (月曜日, 27 7月 2015 23:34)

    四法を成就せば、誰もが如來の滅後に於ても必ず法華経を得ることができる

  • #2

    ぶっけん成安田 (木曜日, 30 3月 2017 20:56)

    【古今東西という意味】
    古今東西という意味が私には近頃次第と解かってきました。
    古が西で、今が東です。
    だから「今でしょ?」という流行語の質問の正解は、東だという事になるでしょうね。
     
    ところが、今のこんな世の中だからというわけか、今の現実から逃避したくて今の反対の西だけへ突っ走る人の存在に関心を惹かれることがどうも不思議です。
    しかしそれは、何故関心をなびかせるのかといえば、西へ向かう、つまり古いことへ向かうことは新しいことに比較して難しいという事が理由のようです。
     
    では、なぜ比較してわざわざ難しいほうへ人々は関心を抱くのでしょう?
    それは、今すぐに理解できることには変化が付きもので、長く信用していくわけにはいかないという理由によるものと思います。
     
    ところが、長い信用ばかりに選択力を活かしていては、今の予期せぬ時代を生き抜く変化対応の感覚判断を失ってしまいます。
    そこで思考と実行を違うものと心得、古きを思考し、新しきを実行するという答えが導かれて出てきそうな・・そんなリアクションを考えなければならないのが今ですね。