　
★★　きょうの謎！
　
その謎１：国を弟に付したということは、妙荘厳王は二子の浄蔵・浄眼と同じく男

　　　　　の兄弟関係があったことを意味づけているのでしょうか？

　
その謎２：妙荘厳王は一旦、雲雷音宿王華智佛から授記を受けた後、出家して、ど

　　　　　ういうわけかそのまま雲雷音宿王華智佛の身元に仕えて供養したり修行

　　　　　したのではなく、眷属たちを引き連れて独立独歩の佛道に歩み出し、自

　　　　　らに精進して妙法華経だけで修行したのはなぜでしょう？
　
　
■■第12-27日　　Vol.327
　
　即時に國を以て弟に付して
　
　【妙荘厳王本事品第二十七】
　　（六十六～六十九行）
　
■■今日の一偈一句
　
　ｿ　ｵｳ　ｿｸｼﾞ　ｸﾆ　ﾓｯ　ｵﾄｳﾄ　　ﾌ　　ｵｳ　ﾌﾞﾆﾝ　ﾆｼ　ﾅﾗﾋﾞﾓﾛﾓﾛ　ｹﾝｿﾞｸ　ﾌﾞｯﾎﾟｳ
　其の王、即時に國を以て弟　に付して王と夫人・二子並に諸　の眷属と、佛法
　
　　ﾅｶ　ｵｲ　ｼｭｯｹ　ｼｭﾄﾞｳ　　ｵｳｼｭｯｹ　ｵﾜ　　　ﾊﾁﾏﾝｼｾﾝｻﾞｲ　ｵｲ　　ﾂﾈ　ﾂﾄ　ｼｮｳ
　の中に於て出家し修道しき。王出家し已つて、八萬四千歳に於て、常に勤め精
　
　ｼﾞﾝ　ﾐｮｳﾎｹｷｮｳ　ｼｭｷﾞｮｳ　　ｺ　　ｽ　　　ｲｺﾞ　ｲｯｻｲｼﾞｮｳｸﾄﾞｸｼｮｳｺﾞﾝｻﾝﾏｲｴ
　進して妙法華經を修行す。是れを過ぎて已後、一切淨功徳莊嚴三昧を得つ。
　　　　
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　　1.　今日の解読！　　（苦）
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その王は、即時に国をもって弟に付与して王と夫人・二子並びに諸々の眷属と、
　
佛法の中に於て出家し修道しだした。王は出家し終わって、八万四千年間に於て、
　
常に勤めて精進して妙法華経を修行した。これを過ぎて以後、一切淨功徳荘厳三
　
昧を得た。
　　　　　　
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　　2.　今日の説法！　　（集）
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前回まで、妙荘厳王一族集団は雲雷音宿王華智佛の大歓迎を受け、感動した王と
夫人は価値相当の首飾りを各々自ら首から外して雲雷音宿王華智佛へ献上しまし
た。
　
すると、雲雷音宿王華智佛は四衆に告げられました、　
「汝等よ、この妙荘厳王の我が前に於いて合掌して立っているところを見てみた
いか。この王は、我が法の中に於て比丘となって、助佛道の法を一心に勤め修習
して、まさに作佛することになるのだ、その名は沙羅樹王、国を大光、劫を大高
王と名づける。その沙羅樹王佛は、無量の菩薩及び声聞と共に、その国は平正と
なるであろう。功徳の説明は以上である」と。
　
今回、すでに授記を受けた王は、即時に国を捨てると弟に相続して、王と夫人・
浄蔵・浄眼の二子並びに諸々の眷属集団と、佛法を目指して出家し修行の道を歩
み始めたのでした。
王は出家した後に、八万四千年の間に於て、常に休まず勤め続けて精進により妙
法華経を修行したのでした。
　
そしてこの期間を過ぎた以後に、一切浄功徳荘厳三昧を得たのでした。
　　　
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　　3.　今日の謎 !　　　（滅）
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう！
　
その謎１：国を弟に付したということは、妙荘厳王は二子の浄蔵・浄眼と同じく
　　　　　男の兄弟関係があったことを意味づけているのでしょうか？