★★ きょうの謎!
その謎1:最初に釈迦は他方から来た菩薩に対し、既にこの娑婆世界に抱えている
菩薩が六万恒河沙いると言ってましたが、それは次に眷属として率いら
れた更に膨大な数は含めない、大師の菩薩の数だけを言っているので
しょうか?
その謎2:最初の六万恒河沙等の大菩薩の数に対し、その数を更に超えるという、
その大菩薩の率いた眷属の更にネズミ算式に連続して率いた眷属の多さ
を強調しているようであるのはどうしてでしょうか?
■■第12-15日 Vol.317
其の數轉た上に過ぎたり
【従地涌出品第十五】
(六十三~六十九行)
■■今日の一偈一句
ゴマンゴウジャヒキ ソ カズコ ス シマンオヨ サンマン ニマン イチマン
五萬恒沙を將いたる 其の數是れに過ぎたり 四萬及び三萬 二萬より一萬
イタ イッセンイッピャクトウナイシイチゴウジャ ハンオヨ サンシブン オクマンブン イチ センマンナユタ
に至る 一千一百等 乃至一恒沙 半及び三四分 億萬分の一 千萬那由他
マンノク モロモロ デシ スナワ ハンノク イタ ソ カズマタカミ ス ヒャクマン イチ
萬億の諸 の弟子 乃ち半億に至る 其の數復上に過ぎたり 百萬より一
マン イタ イッセンオヨ イッピャクゴジュウイチジュウ ナイシ サンニイチ タンゴ ケンゾク
萬に至り 一千及び一百 五十と一十と 乃至三二一 單己にして眷屬なく
ドクショ ネガモノ トモ ブッショ ライシ ソ カズウタ カミ ス カク ゴト
獨處を樂う者 倶に佛所に來至せる 其の數轉た上に過ぎたり 是の如き
モロモロ ダイシュ モ ヒトチュウ ヒ カゾ ゴウジャコウ ス ナ ツ
諸 の大衆 若し人籌を行いて數うること 恒沙劫を過ぐとも 猶お盡くし
シ アタ
て知ること能わじ
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1. 今 日 の 解 読 ! (苦)
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五万恒沙を率いてきている者あり その数は先の六万恒河沙の大師の数より多
くなること 四万恒沙及び三万恒沙 二万より一万恒沙を率いたるに至る そ
れから一千一百等から 至るは一恒沙 半恒沙及び三・四分の一恒沙 億万分
の一恒沙 千万那由他 万億の諸々の眷属弟子 すなわち半億に至る その数
はまた更に先の六万恒河沙の大師の数を超えており 百万より一万に至り 一
千及び一百 五十と一十と 至るは三二一 そして単独にして率いている眷属
なく 独行を願う者 一緒に佛所に來至する その数は尚も更にまた先の六万
恒河沙の大師の数を超えている このような諸々の大衆は もしある人が籌(
ちゅう:昔,数を数えるのに用いた木の串・小竹片)をひいて数えたところで
恒沙劫の歳月を過ぎようとも なお完全に知り尽くすことはできまい
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2. 今 日 の 説 法 ! (集)
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前回、弥勒菩薩は釈迦に対し偈を説きながら、これら膨大な数の菩薩及び眷属は
一体何れの所から来たのかと前置きに尋ね、この地涌菩薩集団の状況についてあ
りのまま見たままに、一人一人の諸々の菩薩は各々に引き連れた諸々の眷属がい
て、その眷属の数は恒河沙に等しいほどいるだろうとし、或いは、大菩薩が各々
六万恒河沙の数を率いているようだと言いました。
このような諸々の大衆は、一心に佛道を求めている者ばかりであり、これら諸々
の大菩薩に率いられている大導師等だけでも更に六万恒河沙を率いていると考え
られ、これら共に来りて佛を供養し、及びこの経を護持していると言いました。
今回は、五万恒沙を率いている者がいて、その者から更に連鎖する眷属の数を想
定すると先の六問恒河沙を率いた大導師の数を超えるということです。
つまり次々に四万及び三万、二万より一万恒沙に至る数ずつ眷属を率いている者
がいて、一千・一百などとそれより至るは一恒沙・半恒沙・三分・四分の一、億
万分の一、千万那由他、万億の諸々の弟子眷属、すなわち半億に至るまで、その
数もまた先の六万恒河沙の眷属を率いる大導師の数を超えているということです。
それから百万より一万に至り、一千及び一百、五十と一十と、至る三二一まで、
そして眷属を率いてない単独の独行を願う者などが倶に佛所へ来り至ったそうで
すが、それらの数もまたまた先の六万恒河沙の大師の数を優に超えているという
ことでしょう。
このような諸々の大衆の数は、もしもある人が数え棒を用いて数えようとしても
恒沙劫を過ぎ去っても尚も完全には知り尽くすことはできないということです。
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3. 今 日 の 謎 ! (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
その謎1:最初に釈迦は他方から来た菩薩に対し、既にこの娑婆世界に抱えてい
る菩薩が六万恒河沙いると言ってましたが、それは次に眷属として率
いられた更に膨大な数は含めない、大師の菩薩の数だけを言っている
のでしょうか?
その謎2:最初の六万恒河沙等の大菩薩の数に対し、その数を更に超えるという、
その大菩薩の率いた眷属の更にネズミ算式に連続して率いた眷属の多
さを強調しているようであるのはどうしてでしょうか?
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ぶっけん (日曜日, 19 4月 2015 14:00)
『如來との末法参戦に挑んだ地涌菩薩』
ぶっけん (木曜日, 15 12月 2016 11:54)
真実は2%もあれば、結構幅広い知恵だ。
たとえば、1%の閃き(勇気)と1%の継続(精進)の力のことだ。
人生百ならば、二年間頑張り抜け!
自分は二年間確かにライオンだった。(『動物世界』より)