第12-14日 Vol.316  但大乘を以て爲に解説して 【安楽行品第十四】(六十七~七十行)

安楽行品第十四 法華経

 
★★ きょうの謎!
 
その謎1:小乗の法をもって答えざれとは、小乗の者には小乗の法をもって方便し

     て相手の立場で教えるということではないということでしょうか?
 
その謎2:末法の世では方便説法ではなく、ただ大乗のみであるということでしょ

     うか?
 
 
■■第12-14日  Vol.316
 
 但大乘を以て爲に解説して
 
  【安楽行品第十四】
  (六十七~七十行)
   
■■今日の一偈一句
 
 ヨ カク ゴト アンラク ココロ シュ  ユエ  モロモロ  キ      モノソ ココロ サカラ
 善く是の如き安樂の心を修するが故に、諸 の聽くことあらん者其の意に逆わ
 
   ナンモン  トコロ  ショウジョウホウ モッ コタ    タダダイジョウモッタメ ゲセツ  イッ
 じ。難問する所あらば小乘の法を以て答えざれ。但大乘を以て爲に解説して一
 
 サイシュチ  エ     ソ トキ  セソン カサ  コ  ギ ノ   ホッ   ゲ ト
 切種智を得せしめよ。爾の時に世尊、重ねて此の義を宣べんと欲して、偈を説
 
   ノタマ
 いて言わく

 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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正しくこのように安楽の心を修養するが故に、諸々の説法を聴くことのある者は
 
その意趣に逆わない。難問する所があれば小乗の法を用いて答えてはならない。
 
ただ大乗を用いてそれに沿って解説して一切種智(いっさいしゅち:諸法を全体
 
としても部分としても知つている者、即ち佛の智としてすべてを知る智そのもの)
 
を得せしめるように。その時に世尊は、重ねてこの義を宣べようと思って、偈を
 
説いて語られた
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回、一旦偈を説き終えた釈迦は、再度文殊師利菩薩へ今度は如來の滅後の末法
の中における法華経の説き方としての安楽行についてを説き始めました。
それは如來の滅後の正法・像法を過ぎた後の末法の中で、この経を説きたいと思
うならば、安楽行に住することだと説き、その為にはこの経を他人へ説いたり自
身で読む時は、いたずらに人及び経典の過ちがあるような説き方をしてはならな
い。 
 
また、他の法師を軽蔑視してはならず、他人の好悪の感想・長所短所を説いては
ならない。
声聞の地位ある人に対してその名前を挙げて過ちの悪を説いてはならない。
またその名前を挙げてその美しさを讃嘆してはならない。
またまた怨みや嫌みな心を生じさせてはならない、と教えました。
 
今回は、正しくこの安楽行で心を修養すれば、諸々の説法を聴く者はその意趣に
逆わなくなる。
難題を問われることがあれば小乗の法を用いた答え方をしてはならない。
ただ大乗を用いてそれに沿って解説することにより一切種智を得せしめることだ、
と言って安楽行についての説明を終えました。
 
その時に世尊は、重ねてこの義を宣べようとして、偈を説いて語られたのです。
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
 
その謎1:小乗の法をもって答えざれとは、小乗の者には小乗の法をもって方便
     して相手の立場で教えるということではないということでしょうか?
 
その謎2:末法の世では方便説法ではなく、ただ大乗のみであるということでし
     ょうか?
 

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法華経 序品第一

 

★★ 今日も、お読みいただきありがとうございました ★★
 
本日品の続き解明文、【今日の謎!シリーズの答え、解説など詳細満載】
 4. 今 日 の 知 識 !  (道) 5. 今 日 の 解 脱 !  (解)
 6. 今 日 の 振 返 り ! (脱)
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12-14

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コメント: 1
  • #1

    ぶっけん (水曜日, 15 4月 2015 22:59)

    『大心安楽』