第12-11日 Vol.313   侍者を遣わして釋迦牟尼佛を問訊したもう  【見宝塔品第十一】(七十一~八十行)

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★★ きょうの謎!
 
その謎1:善男子、と呼ばれている、恐らく分身諸佛は來集した中の諸佛如來とそ

     の使いの侍者のどちらなのでしょう?
 
その謎2:今回後半部で、善男子、と告げ、釈迦への挨拶の仕方などを教えている

     のは、もしかして多宝佛でしょうか?
 
  
■■第12-11日  Vol.313
 
 侍者を遣わして釋迦牟尼佛を問訊したもう
 
 【見宝塔品第十一】
 (七十一~八十行)
 
■■今日の一偈一句
  
 ソ トキ トウホウ  シャカムニブツ  ショフン ミ ヒャクセンマンノク ナユタゴウガシャトウ コクド ナカ
 爾の時に東方の釋迦牟尼佛の所分の身の百千萬億那由他恒河沙等の國土の中の
 
 ショブツ カッカクセッポウ     ココ ライシュウ  カク ゴト シダイ ジッポウショブツミナコトゴト
 諸佛、各各に説法したまえる此に來集せり。是の如く次第に十方の諸佛皆悉 
 
  ライシュウ  ハッポウ ザ     ソ トキ イチイチ ホウ シヒャクマンノク ナユタ  コクド
 く來集して、八方に坐したもう。爾の時に一一の方の四百萬億那由他の國土に、
 
 ショブツニョライソ ナカ ヘンマン      コ トキ ショブツオノオノホウジュゲマシマ  シシ ザ
 諸佛如來其の中に遍滿したまえり。是の時に諸佛各 寶樹下に在して師子座に
 
 ザ  ミナジシャ ツカ   シャカムニブツ モンジン     オノオノ ホウケ モ キク  ミ
 坐し、皆侍者を遣わして釋迦牟尼佛を問訊したもう。各 寶華を齎ち掬に滿て
 
   コレ ツ  ノタマ   ゼンナンシ ナンジギシャクセン シャカムニブツ ミモト オウケイ  ワ
 て、之に告げて言わく、善男子、汝耆闍崛山の釋迦牟尼佛の所に往詣して我が
 
 コトバゴト モウ ショウビョウショウノウケリキアンラク       オヨ ボサツ ショウモンシュコトゴトアン
 辭の如く曰せ、少病少惱、氣力安樂にましますや。及び菩薩・聲聞衆悉 く安
 
 ノン   イナ   コ  ホウケ モッ ホトケ サン クヨウ   コ コトバ    カ ソレガシ
 穏なりや不やと。此の寶華を以て佛に散じ供養して、是の言をなせ、彼の某甲
 
  ホトケコ ホウトウ ヒラ   ヨヨク   ショブツツカイ ツカ      マタマタカク ゴト
 の佛此の寶塔を開かんと與欲すと。諸佛使を遣わしたもうこと亦復是の如し。
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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その時に東方の釈迦牟尼佛の所分の身である百千万億那由他恒河沙等の国土の中
 
の諸佛、各々に説法するためにここに来集した。このように次第に十方の諸佛が
 
皆ことごとく来集して、八方に座された。その時に一つ一つの方向の四百万億那
 
由他の国土に、諸佛や如來がその中に遍く満杯となった。この時に諸佛は各々宝
 
樹下に在って師子座に座り、皆が侍者を遣わして釈迦牟尼佛を問訊したてまつっ
 
た。各々宝華を持ち寄り掬(きく:掌)に一杯にさせて、侍者に告げて申された、
 
善男子よ、汝は耆闍崛山の釈迦牟尼佛の所に往詣することで我が挨拶の如くに申
 
し上げよ、少病少悩にて、気力ともに安楽でお過ごしでございましょうか。また
 
菩薩・声聞衆はことごとく安穏となっておられるのでしょうか。この宝華をもっ
 
て佛に散じ供養したなら、この言葉をなせ、彼の某甲の宝塔を開いていただくこ
 
とをとても楽しみに願っておりますと。諸佛が使いを遣わしたもうことはまたま
 
たすべてこのようになしたのである。
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回に説明した通り、前回までに釈迦は十方の分身諸佛すべてを受け入れるため
には最初の娑婆世界だけの面積では足らず、急遽更に外部八方の国々を変じて清
淨させ、勤加荘厳し宝の師子座を大規模に増設するという佛国土拡張を二度繰り
返すことにより、一番最初の娑婆世界のみの状態を含めて三段階に分けてやっと
すべての諸佛の受容を満たす一佛国土面積となるよう清浄かつ荘厳に作り変えた
のでした。
 
さて今回はいよいよすべての諸佛が新たに大規模拡張された一佛国土の中へ來集
して来ることになります。
 
その時に先ず東方の釈迦牟尼佛の分身諸佛の居る百千万億那由他恒河沙等の国土
から各々に説法をすることになるこの場所へ來集してきました。
このように次々に十方の諸佛も皆ことごとく來集して、八方の中に座に付き出し
ました。
 
その時に一つ一つの方角の四百万億那由他の国土に、諸佛と如來はその中に遍く
満杯となりました。
この時に諸佛は各々に宝樹下に在して獅子座に座し、皆が侍者を遣わして釈迦牟
尼佛を問訊したのでした。
 
各々が宝華を持ち寄りて掌一杯にした、この状態に於て告げて申されたのでした。
「善男子よ、汝は耆闍崛山の釈迦牟尼佛の身元に往詣して自身の祝辞の如く申し
上げよ、少病少悩で、気力こそ安楽でいらっしゃいますでしょうか。及び菩薩・
声聞衆はことごとく安穏となっておりましょうかどうですか、と。そしてこの宝
華をもって佛に散じ供養して、この言葉をなすのだ、彼の某甲の佛がこの宝塔を
開こうと心から願っております、と。諸佛よ使いを遣わして来てもらったことは
またでもないこのようなことである」
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
 
その謎1:善男子、と呼ばれている、恐らく分身諸佛は來集した中の諸佛如來と
     その使いの侍者のどちらなのでしょう?
 
その謎2:今回後半部で、善男子、と告げ、釈迦への挨拶の仕方などを教えてい
     るのは、もしかして多宝佛でしょうか?
 


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法華経 序品第一

 

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12-11

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コメント: 3
  • #1

    安田 和正 (日曜日, 12 4月 2015 00:37)

    『謎だらけの釈迦の分身諸佛』

  • #2

    ぶっけん (土曜日, 10 12月 2016 01:39)

    苦しみある処、仏が現れる
    生きがいある処、神が現れる
    解明ある処、仏と神、両方が現れる

  • #3

    ぶっけん (日曜日, 11 12月 2016 23:08)

    音声・音波はどんな暗号もすべて尽くこの世のレーダーに掛かり、内容を気付かれる。
    文書伝達ならキャッチはされないが、解読により生ずる波動は地球外に及び、宇宙の果てによってその内容を気付かれる。