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第11-27日 Vol.302  此の王、我が法の中に於て比丘と作り 【妙荘厳王本事品第二十七】(六十一~六十六行)

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★★ きょうの謎!
 
その謎1:雲雷音宿王華智佛が四衆に告げた時の、妙荘厳王が合掌して立っている

     のを見るや不や、と問う表現は授学無学人記品第九の釈迦が阿難へ問う

     たことと似ているように思えますが、この品と何か関係しているので

     しょうか?

 
その謎2:雲雷音宿王華智佛の妙荘厳王への授記の内容として、一旦比丘となり、

     助佛道の法に一心精勤修習してまさに作佛するとは何とも安易な修行の

     条件に思えないでしょうか?
 
 
■■第11-27日  Vol.302
 
 此の王、我が法の中に於て比丘と作り
 
 【妙荘厳王本事品第二十七】
  (六十一~六十六行)
 
■■今日の一偈一句
 
 トキ ウンライオンシュクオウケチブツ シシュ  ツ  ノタマ  ナンダチ コ ミョウショウゴンノウ ワ マエ
 時に雲雷音宿王華智佛、四衆に告げて言わく、汝等、是の妙莊嚴王の我が前に
 
 オイ ガッショウ タ    ミ  イナ  コ オウ  ワ ホウ ナカ オイ ビク  ナ  ジョ
 於て合掌して立てるを見るや不や。此の王、我が法の中に於て比丘と作り、助
 
 ブツドウホウ ショウゴンシュシュウ  マサ サブツ     ウ   シャラジュオウ ナヅ  クニ
 佛道の法を精勤修習して、當に作佛することを得べし、沙羅樹王と號けん。國
 
  ダイコウ ナヅ コウ ダイコウオウ ナヅ  ソ シャラジュオウブツ  ムリョウ ボサツシュオヨ ム
 を大光と名け、劫を大高王と名けん。其の沙羅樹王佛は、無量の菩薩衆及び無
 
 リョウ ショウモン   ソ クニビョウジョウ  クドクカク ゴト
 量の聲聞あつて、其の國平正ならん。功徳此の如し。
    
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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この時に雲雷音宿王華智佛は、四衆に告げて申された、汝等よ、この妙荘厳王の
 
我が前に於て合掌して立たれている姿を見ているのかどうなのか。この王は、我
 
が法の中に於て比丘となり、助佛道の法を精勤修習して、まさに作佛することを
 
得ることになる、その名を沙羅樹王と号する。国を大光と名づけ、劫を大高王と
 
名づける。その沙羅樹王佛は、無量の菩薩衆及び無量の声聞を圍繞して、その国
 
は平等に正される。功徳は以上である。
      
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回、雲雷音宿王華智佛は到着した妙荘厳王の為にその場で法を説いて示敎利喜
してみせて、王は大いに歓ばせました。
それに対し王及びその夫人は、首にかけていた価値百千ほどの高価な真珠の瓔珞
各々首から解いて、そのまま雲雷音宿王華智佛の遥か頭上に散じたのでした。
 
するとその首飾りは虚空の中にたちまち四本柱のある宝台に変わりました。
そして、その台の大宝の床に百千万の天の衣が敷かれた上に雲雷音宿王華智佛は
結跏趺坐すると大光明を放たれたのでした。
 
その時に妙荘厳王はこのように心の中で思いました、
『雲雷音宿王華智佛の佛身は稀少にして端正で艶やかな極めて特別なものである、
第一級のご性質を成就しておられるのだろう』と。
 
さて今回、その場で雲雷音宿王華智佛は四衆に告げられました、
 
「汝等よ、この妙荘厳王の我が前に於いて合掌して立っているところを見たいか
どうか。この王は、我が法の中に於て比丘となり、助佛道の法を一心に勤め修習
して、まさに作佛することを得ることになるのだ、その名は沙羅樹王と号する。
国を大光と名づけ、劫を大高王と名づける。その沙羅樹王佛は、無量の菩薩及び
無量の声聞と共に、その国は平正となるであろう。功徳はこの通りである」
   
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
 
その謎1:雲雷音宿王華智佛が四衆に告げた時の、妙荘厳王が合掌して立ってい
     るのを見るや不や、と問う表現は授学無学人記品第九の釈迦が阿難へ
     問うたことと似ているように思えますが、この品と何か関係している
     のでしょうか?

 
その謎2:雲雷音宿王華智佛の妙荘厳王への授記の内容として、一旦比丘となり、
     助佛道の法に一心精勤修習してまさに作佛するとは何とも安易な修行
     の条件に思えないでしょうか?
 


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法華経 序品第一

 

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 4. 今 日 の 知 識 !  (道) 5. 今 日 の 解 脱 !  (解)
 6. 今 日 の 振 返 り ! (脱)
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コメント: 1
  • #1

    安田 和正 (金曜日, 27 3月 2015 12:25)

    『大歓喜による大きな功徳とは、まさしく成佛と直接は関係がない』