第11-24日 Vol.300  萬二千歳に於て、十萬種の伎樂を以て 【妙音菩薩品第二十四】(六十~六十六行)

妙音菩薩品第二十四


 
★★ きょうの謎!
 
その謎1:華徳菩薩は妙音菩薩のことについては一切記憶にございませんという
     ことなのでしょうか?
      
その謎2:華徳菩薩が話しかけて尋ねた佛、その世尊とは釈迦佛ではなくて多宝
     佛ではないでしょうか?
 
   
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■■第11-24日  Vol.300
   
 萬二千歳に於て、十萬種の伎樂を以て
 
  【妙音菩薩品第二十四】
  (六十~六十六行) 
   
■■今日の一偈一句     
   
 ソ トキ  ケトクボサツ ホトケ モウ  モウ   セソン コ ミョウオンボサツ  イカ  ゼンゴン
 爾の時に華徳菩薩、佛に白して言さく、世尊、是の妙音菩薩は、何なる善根を
 
 ウ  イカ  クドク シュ   コ ジンリキ  ホトケ ケトクボサツ  ツ      カコ
 種え何なる功徳を修してか是の神力ある。佛、華徳菩薩に告げたまわく、過去
 
  ホトケ     ウンライオンノウ タダアカド  アラカ  サンミャクサンブッダ ナヅ
 に佛いましき、雲雷音王・多陀阿伽度・阿羅訶・三藐三佛陀と名けたてまつる。
 
 クニ ゲンイッサイセケン    コウ キケン ナヅ ミョウオンボサツ マンニセンザイ オイ  ジュウマンシュ
 國を現一切世間と名け、劫を喜見と名く。妙音菩薩、萬二千歳に於て、十萬種
 
 ギガク モッ ウンライオンノウブツ クヨウ  ナラビ ハチマンシセン シチポウ ハチ ブジョウ コ イン 
 の伎樂を以て雲雷音王佛に供養し、並に八萬四千の七寶の鉢を奉上す。是の因
 
 ネン カホウ モッ  イマジョウケシュクオウチブツ クニ ショウ コ ジンリキ
 縁の果報を以て、今淨華宿王智佛の國に生じて是の神力あり。
    
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   1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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その時に華徳菩薩は、佛にお尋ね申した、世尊、この妙音菩薩は、何なる善根を
 
種え何なる功徳を修徳してなのかこの神力があるのでしょうか。佛は、華徳菩薩
 
に告げられた、過去に佛が居られた、雲雷音王・多陀阿伽度・阿羅訶・三藐三佛
 
陀という御名であられた。国を現一切世間といい、劫を喜見といった。妙音菩薩
 
は、一万二千歳に於て、十万種の伎楽を奏でて雲雷音王佛に供養し、並びに八万
 
四千の七宝の鉢を奉上した。この因縁の果報をもって、今淨華宿王智佛の国に生
 
じてこの神力があるのだ。
    
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   2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回、娑婆世界の耆闍崛山に到着した妙音菩薩は釈迦への親交の挨拶の中で、す
でに長らく滅度されている多宝如來に是非、お会い奉りたいと願ったことに対し、
釈迦は、多宝佛に語り掛け、妙音の願いを伝えました。
 
それに対し多宝佛は妙音に対し、善哉善哉、よくぞ釈迦牟尼佛を供養し、及び法
華経を聴き、並びに文殊師利菩薩等を見たいが為にここへ来てくれた、と歓迎の
言葉を告げられました。
 
今回は、その時に、華徳菩薩が佛に尋ねました。
「世尊、この妙音菩薩は、どんな善根を植えどんな功徳を修得したためにか、こ
の神力があるのでしょうか」
 
佛は華徳菩薩に告げられました。
「過去に佛が居られたのだ。雲雷音王・多陀阿伽度・阿羅訶・三藐三佛陀という
お名前であった。国を現一切世間といい、劫を喜見といった。妙音菩薩は、一万
二千年の間、十万種類の伎楽を演奏して雲雷音王佛を供養し、並びに八万四千個
の七宝の鉢を奉上したのだった。この因縁の果報を得て、今は淨華宿 王智佛の国
に生じたことでこの神力があるのだ」
  
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   3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
   
その謎1:華徳菩薩は妙音菩薩のことについては一切記憶にございませんという
     ことなのでしょうか?
      
その謎2:華徳菩薩が話しかけて尋ねた佛、その世尊とは釈迦佛ではなくて多宝
     佛ではないでしょうか?
  



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法華経 序品第一

 

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 4. 今 日 の 知 識 !  (道) 5. 今 日 の 解 脱 !  (解)
 6. 今 日 の 振 返 り ! (脱)
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コメント: 2
  • #1

    安田 和正 (火曜日, 24 3月 2015 11:47)

    『お釈迦さまでも判らない! そもそも法華経とは衆生の為にある』
     
    実に佛同士が解からないことを思いがけず文殊師利法王子が何か微妙に感付き出していた気配があったということはとても重要だったのではないでしょうか?
     
    つまり、これこそお釈迦さまでも感付かない、死んだはずだよお富さんのからくりの謎かも知れません。
    三人寄れば文殊の知恵ということで、ここでも多宝佛と共に文殊師利と妙音、そして華徳の三菩薩が寄り集まれさえできれば、それですべては解明解決するという線まで近づいたのかもしれませんよ。

  • #2

    ぶっけん (金曜日, 24 7月 2015 11:10)

    『お釈迦さまでも判らない! そもそも法華経とは佛同士の智慧合わせの繋がりを作ってあげている為にもある』