第9-7日 Vol.230  冥きより冥きに入り 【化城諭品第七】(四十七~五十一行)

法華経 化城諭品第七


★★ きょうの謎!
 
その謎1:悪趣を増すことが諸天神を減損するのでしょうか?
 
その謎2:佛の安穏無漏の法は天も大利を得るのでしょうか?
  
 
■■第9-7日  Vol.230
 
 冥きより冥きに入り
 
  【化城諭品第七】
  (四十七~五十一行)
 
■■今日の一偈一句
 
  シュジョウツネ クノウ  モウミョウ   ドウシ   クジン ドウ シ   ゲダツ モト
  衆生は常に苦惱し 盲冥にして導師なし 苦盡の道を識らず 解脱を求むる
 
     シ     ジョウヤ アクシュ マ  ショテンシュ ゲンソン  クラ   クラ  イ
  ことを知らずして 長夜に惡趣を増し 諸天衆を減損す 冥きより冥きに入
 
    ナガホトケ ミナ キ   イマホトケサイジョウアンノン ムロ ホウ エ      ワレラオヨ
  り 永く佛の名を聞かず 今佛最上 安穩無漏の法を得たまえり 我等及び
 
  テン ニン   サイダイリ エ    コ ユエ  コトゴト ケイシュ  ムジョウソン キミョウ
  天・人 これ最大利を得たり 是の故に 咸 く稽首して 無上尊に歸命し
 
  
  たてまつる
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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 衆生は常に苦悩して 道理に盲目にして導師なし 苦尽の道を認識できず 解
 
 脱を求めることを知らずして 長びく夜に悪趣を増やし 諸天衆を減損する 
 
 暗き所より奥深い暗き所に入り 永い間佛の名を聞かない 今佛は最上の 安
 
 穏へと導く無漏の法を得られた 我等及び天神・人間は これ最大利を得たの
 
 です この故に ことごとく稽首(けいしゅ:体を曲げ頭を地につけて行う礼。
 
 ぬかずくこと。高い敬意を表す)して 無上尊に帰命(きみょう:命を投げ出
 
 して佛に帰依する)させていただきます
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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今回は前回からのようやく阿耨多羅三藐三菩提を得れたという大通智勝佛へ参詣
した転輪聖王をはじめ十六王子・大臣・人民からの感謝の意を表わす偈頌の続き
の最後のところです。それでは前回の続きから、
 
 今までの衆生は常に苦悩に明け暮れ 道理に暗いうえに導師も居なかった 苦
 
 しみを尽す道を認識できず 解脱を求めることを知らぬままに 永い暗闇の中
 
 で悪趣を増し 諸々の天神衆を減損していました 暗きより暗きに入り 永い
 
 間佛の名を聞かずにいました 今佛は最上の 安穏なる無漏の法を得られたと
 
 聞きます 我等及び天神・人間は これこそ最大の冥利を得たのです この故
 
 に ことごとくぬかずく敬意を表して 無上の世尊に命を捨ててでも帰依させ
 
 ていただきます
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
   
その謎1:悪趣を増すことが諸天神を減損するのでしょうか?
 
その謎2:佛の安穏無漏の法は天も大利を得るのでしょうか?
 


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法華経 序品第一

 

★★ 今日も、お読みいただきありがとうございました ★★
 
本日品の続き解明文、【今日の謎!シリーズの答え、解説など詳細満載】
 4. 今 日 の 知 識 !  (道) 5. 今 日 の 解 脱 !  (解)
 6. 今 日 の 振 返 り ! (脱)
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コメント: 1
  • #1

    安田 和正 (火曜日, 06 1月 2015 22:31)

    他へ与えたいなら自らを戒める、これが自他共に最上の安穏無漏の法