第9-1日 Vol.224  文殊師利 導師何が故ぞ 【序品第一】(五十五~六十四行)

法華経 序品第一

 


 
★★ きょうの謎!
 
その謎1:四部の衆はなぜ疑いを生じず、皆が歓喜して心身ともに快活になれた
     のでしょう?
   
その謎2:弥勒菩薩は四部の衆の素直に悦べる実体の意味を知らないわけでしょ
     うか?
 
 
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■■第9-1日  Vol.224
 
 文殊師利 導師何が故ぞ
 
  【序品第一】
  (五十五~六十四行)
 
■■今日の一偈一句
 
 ココ ミロクボサツ カサ  コ ギ ノ    ホッ   ゲ モッ ト  イワ
 是に彌勒菩薩重ねて此の義を宣べんと欲して、偈を以て問うて曰く
 
  モンジュシリ  ドウシナン ユエ ミケンビャクゴウ ダイコウアマネ テラ     マンダラ マンジュ
  文殊師利 導師何が故ぞ 眉間白毫の 大光普く照したもう 曼荼羅 曼殊
 
  シャケ  フ    センダン コウフウ シュ ココロエッカ   コ インネン モッ  ジミナ ゴン
  沙華を雨らして 栴檀の香風 衆の心を悦可す 是の因縁を以て 地皆 嚴
 
  ジョウ  シカ コ  セカイ  シュ シンドウ  トキ  ブ シュ コトゴトミナカンギ  シン
  淨なり 而も此の世界 六種に震動す 時に四部の衆 咸 く皆歡喜し 身
 
  ニ ケネン    ミゾウウ      エ ミケン コウミョウ トウホウ マン   ド テラ
  意快然として 未曾有なることを得 眉間の光明 東方 萬八千の土を照し
 
       ミナコンジキ ゴト アビゴク   カミウチョウ イタ    モロモロセカイ  ナカ
  たもうに 皆金色の如し 阿鼻獄より 上有頂に至るまで 諸の世界の中の
 
    ドウシュジョウ ショウジショシュ ゼンナクゴウエン ジュホウコウシュウ ココ オイ コトゴト ミ
   六道の衆生 生死の所趣 善惡の業縁 受報の好醜 此に於て悉 く見る
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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ここに彌勒菩薩は重ねてこの義を宣べんと欲して、偈をもって問うて曰く
   
 文殊師利 導師はどういうことなのか 眉間から白毫の 大光を放ち普く照し
 
 たことは そして天は曼荼羅 曼殊沙華を雨のように降らして 栴檀の香風が
 
 大衆の心を悦可させている この因縁をもって 地は皆 嚴淨となり しかも
 
 この世界は 六種に震動した この時に四部の衆は ことごとく皆歡喜し 身
 
 意快然として 未曾有なることを得た 眉間の光明は 東方 一万八千の国土
 
 を照し出し 皆金色になった 下は阿鼻地獄より 上は有頂天に至るまで 諸
 
 々の世界の中の 六道の衆生の 生死の所趣 善悪の業縁 受報の好醜 これ
 
 らの様子をここに於てことごとく見えてきたのだが
       
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回まで、導師である釈迦佛が突如異様な光を他国へ放ったことに対し不信感を
懐いた弥勒菩薩は、その同じく会場内に説法を聞きに来ていた文殊師利法王子菩
薩なら何か知っていると思い、思い切って問いかけてみたのでした。
 
今回は、その問いの内容を弥勒菩薩は自らに偈に説いて示しました。
 
 文殊師利よ 導師は一体どういうことなのか 眉間から白毫の 大光を放ち普
 
 く照し出したことだが 天からは曼荼羅 曼殊沙華をさんさんと降らして 栴
 
 檀の香風が辺り一面に漂い大衆の心を喜ばせようとしている この因縁により
 
  地は皆 飾られて清浄となり しかもこの世界は 六種に震動した この時
 
 に四部の衆は ことごとく皆歓喜を起こし 身も心も活気づいて かつてない
 
 珍しいことを得た 眉間の光明は 東方の 一万八千の国土を照し出し 皆黄
 
 金の色になった 下は阿鼻地獄より 上は有頂天に至るまで 諸々の世界の中
 
 の あらゆる六道の衆生の 生死の趣く所 善悪による業縁 報いを受けた好
 
 醜 これらの様子がここに居ながら鮮やかに見えてきたのだが
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
   
その謎1:四部の衆はなぜ疑いを生じず、皆が歓喜して心身ともに快活になれた
     のでしょう?
   
その謎2:弥勒菩薩は四部の衆の素直に悦べる実体の意味を知らないわけでしょ
     うか?
 

 



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9-1

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コメント: 5
  • #1

    安田 和正 (木曜日, 29 1月 2015 15:45)

    自分の苦しみか、他の苦しみか、最初に無量義を説く

  • #2

    ぶっけん (月曜日, 31 8月 2015 22:08)

    「先ず自分自身とは何者か?」

  • #3

    ぶっけん (月曜日, 31 8月 2015 22:10)

    不自由とは、十分達成できる環境に居ながらに、達成できないこと。

  • #4

    ぶっけん成安田 (金曜日, 31 8月 2018 14:37)

    たとえ自分で選んだ道であっても必ずしもうまくいくとは限りませんね。
    うまくいくどころかうまくいくことがとても難しいのが通常でしょう。
    自分で選んだのならそれだけでも難しさを多く含んでいるのです。
    そもそも自分でこの世を選んで生まれて来る事と同じですね!

  • #5

    ぶっけん成安田 (日曜日, 02 9月 2018 17:29)

    修行とは負けて得ることではない、勝ち取ることへの精神を磨くことです!