第8-24日 Vol.219  菩薩の目は廣大の青蓮華の葉 【妙音菩薩品第二十四】(四十三~四十七行)

法華経  妙音菩薩品第二十四


 
★★ きょうの謎!
 
その謎1:目が広大の青蓮華の葉の如しとは、ただみずみずしく広大な清淨を意
     味するだけなのでしょうか?
      
その謎2:那羅延の堅固の身の如しとは、どういう意味があるのでしょうか?
 
   
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■■第8-24日  Vol.219
   
 菩薩の目は廣大の青蓮華の葉
 
  【妙音菩薩品第二十四】
  (四十三~四十七行) 
   
■■今日の一偈一句     
   
 コ ボサツ  メ コウダイ ショウレンゲハ ゴト  タトイ  マン ツキ ワゴウ      ソ
 是の菩薩の目は廣大の青蓮華の葉の如し。正使百千萬の月を和合せりとも、其
 
  メンミョウタンジョウ   マタコ  ス    ミ シンゴン イロ   ムリョウ   クドクショウ
 の面貌端正なること復此れに過ぎん。身は眞金の色にして、無量百千の功徳莊
 
 ゴン   イトクシジョウ  コウミョウショウヨウ ショソウグソク   ナラエン  ケンゴ ミ ゴト
 嚴せり。威徳熾盛にして光明照曜し、諸相具足して那羅延の堅固の身の如し。
 
  ポウウテナ イ   コクウ ノ ボ  ジ サ    タラジュ モロモロ ボサツシュクギョウ
 七寶の臺に入つて虚空に上昇り、地を去ること七多羅樹、諸 の菩薩衆恭敬し
 
 イニョウ   コ  シャバセカイ ギシャクセン  ライケイ
 圍繞して、此の娑婆世界の耆闍崛山に來詣す。
    
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   1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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この菩薩の目は広大の青蓮華の葉の如し。たとえ百千万の月を和合したとしても、
 
その面立ちの端正なることはどれもこれに及ばない。身は真金の色にして、無量
 
百千の功徳により荘厳している。威徳は熾盛(しじょう:非常に旺盛)にして光
 
明は照曜(しょうよう:照り輝く)し、諸相を具足して那羅延(ならえん:イン
 
ド神話の一神で佛法守護神・大力の金剛力士・後世の二王尊)の堅固の身の如し。
 
七宝の蓮台に入って虚空に上昇し、地を去ること七多羅樹、諸々の菩薩衆が恭敬
 
し圍繞して、この娑婆世界の耆闍崛山に来詣した。
    
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   2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回、釈迦の耆闍崛山に多宝佛塔を現した多宝如来が妙音菩薩へ「善男子よ来れ、
文殊師利法王子が汝の身を是非とも見たいと願っている」と告げるや否や、同時
に妙音菩薩は、彼の淨光荘厳国から姿を消し、八万四千人の菩薩とともに釈迦の
耆闍崛山へ向けて出発したのでした。
 
そして、その途中経路の諸国は、六種類に震動を起こして、皆盛んに七宝の蓮華
を雨のように降らし、百千の天の楽器が何もしないのに自然に鳴り出しました。
 
今回、その妙音菩薩の様相をその目は広く大きな青蓮華の葉のように青々してい
て、たとえば百千万の夜空の月を和合しようとも、その端正な面立ちにそれ以上
かなうことはないと表現しています。
そして、その身体は真金の色をしていて、無量百千の功徳による荘厳で身を包ん
でいました。
それは、威徳力が非常に旺盛であってその光明は照り輝き、あたかも諸々の相を
具足している那羅延という佛法守護神の堅固なる身のようでもありました。
 
そして、妙音菩薩は七宝で出来た赤らみを帯びた蓮の花びらの台中に身を入れて
乗り込むと上空の虚空に上昇し、地面を離れること七多羅樹の高さにて、諸々の
菩薩衆が恭敬し取り囲みながら、この娑婆世界の耆闍崛山に来詣したのでした。
   
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   3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!正念場青蓮場
   
その謎1:目が広大の青蓮華の葉の如しとは、ただみずみずしく広大な清淨を意
     味するだけなのでしょうか?
       
その謎2:那羅延の堅固の身の如しとは、どういう意味があるのでしょうか?
 

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法華経 序品第一

 

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8-24

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コメント: 4
  • #1

    安田 和正 (金曜日, 23 1月 2015 21:38)

    青蓮華は正念場?

  • #2

    ぶっけん (月曜日, 24 8月 2015 23:16)

    佛と佛のみぞ善く知れり

  • #3

    ぶっけん成安田 (日曜日, 24 12月 2017 08:40)

    「縁(エン)」というものはつくづく不思議ですね。
    世の中で不思議なことは数々あれど、これだけは解明されたことがないのではないでしょうか?
    「縁」とは、はっきり言って緑(ミドリ)色のことでしょうか?
    「縁」とは緑色なんて初めて知るのではないですか?

    また、釈迦の住むという東方の娑婆国に対し更に遥か東方の端に妙音菩薩の住む浄華荘厳国はあるらしいです。
    そのように境界線付近の端のことを「縁(フチ)」とも読みますね。
    どうやら世界最も東方の縁にある日本はやはり縁起の良い国なのかもしれませんよね。

    縁起が良いとは、本当はよりどり緑(本当は「選り取り見取り」?)なのかも?しれませんね!
    また、縁日とは調べてみると、由来のことだそうです。
    それも仏教用語から来た祭礼や供養が行われる日が縁日、つまりあらためて緑とは何かと考えさせられますね。

    思いがけないチャンスはやはり何かのきっかけによるようです。
    この年末年始に是非不可思議なきっかけをつかんでみませんか?
    それでは何かの縁が合ったら、どこかでお会いしましょうね!

    (ぶっけん成安田)

  • #4

    ぶっけん成安田 (日曜日, 02 9月 2018 17:27)

    人類の成長や進歩にとって、重要なことを書類だけに頼っても完璧ではありません。
    書類よりも言葉で伝えることのほうが遥かに重要かつ有益であるのです。