第8-14日 Vol.210  菩薩の行處 智者の所親近處 【安楽行品第十四】(四十八~五十二行)

安楽行品第十四 法華経


★★ きょうの謎!
 
その謎1:上中下の法・有為無為・実不実の法とは何でしょう?
 
その謎2:菩薩と智者は違うのでしょうか?
 
 
 
■■第8-14日  Vol.210
 
 菩薩の行處 智者の所親近處
 
  【安楽行品第十四】
  (四十八~五十二行)
   
■■今日の一偈一句
 
  コ   ショ モッ  ヨ アンラク ト  マタマタ ジョウチュウゲホウ ウイ  ムイ  ジツ フ
  此の二處を以て 能く安樂に説け 又復 上中下の法 有爲・無爲 實・不
 
  ジツ ホウ ギョウ   マタコ ナン コ ニョ フンベツ    ショホウ エ   シ  ミ
  實の法を行ぜざれ 亦是れ男 是れ女と分別せざれ 諸法を得ず 知らず見
 
    コ スナワ ナヅ  ボサツ ギョウショ    サイ ショホウ  クウ   ショウ
  ず 是れ則ち名けて 菩薩の行處とす 一切の諸法は 空にして所有なし 
 
  ジョウジュウ     マタキメツ    コ  チシャ  ショシンゴンショ ナヅ
  常住あることなく 亦起滅なし 是れを智者の 所親近處と名く

 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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 この二處をもって 上手く安楽に説け またまた 上中下の法 有爲・無爲 
 
 実・不実の法などをもう行じないように またこれは男 これは女と分別する
 
 こともやめよ 諸法を得ようとすぜ 知らず見ずで過ごす これをすなわち名
 
 付けて 菩薩の行處とする 一切の諸法は 空にして実体をなす有はなし 常
 
 に存在することがなく また起滅なし これを智者の 所として親近處と名付
 
 く
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回まで釈迦は文殊師利菩薩へ、行處と親近處の説明をしていましたが、厳しい
修行をする者にとってその者の自身でする行ないと、どういう他人との親交を深
めるかによって、それこそがその者、或いは社会に大きな影響を与える重大要素
であるから心から戒めなさいという、念には念を入れての説教のようでしたね。
 
ですから行處・親近處の處とは獄刑な鑑別所みたいな意味ではないかと私は話し
ていました。
 
今回はこの二つの處を合理的に用いて安楽を解明せよとのことです。
その際に今更にしてまだまだ上中下の法・有為無為・実不実の法をそのまま行な
うことをやめなさいと言っています。
 
また、これが男であってこれが女などといったような分別はしてはならず、諸法
を得たいとはせず、知ることもないし見ることもしない、こういうことをすなわ
ち菩薩の行處と言うのであると釈迦は説かれました。
 
それから、一切すべての諸法は空であり、そのままその存在を有しないのであっ
て、常に存在することはあり得なく、また生と滅もない、これを智者の所である
親近處というのであると説かれました。
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
 
その謎1:上中下の法・有為無為・実不実の法とは何でしょう?
 
その謎2:菩薩と智者は違うのでしょうか?
 


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法華経 序品第一

 

★★ 今日も、お読みいただきありがとうございました ★★
 
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 4. 今 日 の 知 識 !  (道) 5. 今 日 の 解 脱 !  (解)
 6. 今 日 の 振 返 り ! (脱)
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コメント: 3
  • #1

    ぶっけん成安田 (木曜日, 14 12月 2017 09:22)

    <仏道と仏法>
    日頃の行いが大事と共に新たな学びが大切。
    協調して見習うことと自主的に発想すること。
    これは道と法のことだと思います。
    この二つがあることを念頭に自他を説けば安心だということでしょう。
     
    (ぶっけん成安田)

  • #2

    ぶっけん (木曜日, 14 12月 2017 09:41)

    仏がいる時もあれば、いない時もある、されどそれは同じ一つの道である。
    道は二つとなく一つである。

  • #3

    ぶっけん (木曜日, 14 12月 2017 10:01)

    仏がいる時もあれば、いない時もある、されどそれは同じ一つの道である。
    仏が一緒にいることもあるのが道である。
    その道の辿り着く先が仏門。
    (ぶっけん)