第7-28日 Vol.196  皆是れ普賢威神の力なり 【普賢菩薩勧発品第二十八】(三十六~四十五行)

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★★ きょうの謎!
 
その謎1:普賢菩薩は陀羅尼を第一に得意としているようですが、別の法師など位の高い修

     行をした説法者などに対し陀羅尼を用いて外敵の魔などから擁護するための菩薩

     なのでしょうか?
   
その謎2:普賢菩薩は、釈迦にとっては他方の菩薩の部類ということになるのでしょうか?
 
 
■■第7-28日 Vol.196
 
 皆是れ普賢威神の力なり
 
  【普賢菩薩勧発品第二十八】
   (三十六~四十五行)
 
■■今日の一偈一句
 
 タダネガ  セソン  ワ コ  ダラニ  ト    ユル     スナワ ブツゼンオイ シュ ト
 唯願わくは世尊、我が此の陀羅尼を説くことを聽したまえ。即ち佛前に於て呪を説
 
   モウ
 いて白さく
 
  アタンダイ(一)タンダハダイ(二)タンダハテ(三)タンダクシャレ(四)タンダシュダレ(五)シュダレ(六)シュダラ
  阿檀地  檀陀婆地  壇陀婆帝 檀陀鳩奢隸 檀陀修陀隸 修陀隸  修陀羅 
 
  ハチ(七)ボツダハセンネ(八)サルバダラニ アバタニ(九) サルババシャ アバタニ(十)シュアバタニ(十一)
  婆底 佛駄波羶禰 薩婆陀羅尼・阿婆多尼 薩婆婆沙・阿婆多尼 修阿婆多尼 
 
  ソウギャハビシャニ(十二)ソウギャネ キャダニ(十三)アソウギ(十四)ソウギャハギャダイ(十五)テレアダ
  僧伽婆履叉尼  僧伽涅・伽陀尼  阿僧祇   僧伽婆伽地    帝隸阿惰
  
  ソウギャトリャ アラテ ハラテ(十六)サルバソウギャ  マヂ キャランダイ(十七)サルバダルマ シュハリセツ
  僧伽兜略阿羅帝・波羅帝 薩婆僧伽・三摩地・伽蘭地   薩婆達磨・修波利刹
 
  テ(十八)サルバサッタ ルダキョウシャリャ アトギャダイ(十九)シンナビキリダイテ(二十)
  帝  薩婆薩垂・樓駄驕舍略・阿菟伽地   辛阿毘吉利地帝
 
 セソン  モ ボサツ   コ  ダラニ  キ    エ モノ   マサ シ   フゲンジンヅウ
 世尊、若し菩薩あつて此の陀羅尼を聞くことを得ん者は、當に知るべし。普賢神通
 
  チカラ   モ ホケキョウ エンブダイ ギョウ  ジュジ      モノ   コ ネン ナ
 の力なり。若し法華經の閻浮提に行ぜんを受持することあらん者は、此の念を作す
 
    ミナコ フゲンイジン チカラ
 べし。皆是れ普賢威神の力なりと。
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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ただ願わくは世尊、我れがこの陀羅尼を説くことをお聴き入れたまえ。そして直ちに
 
佛前に於て呪を説いて白さく

 

  阿檀地 檀陀婆地 壇陀婆帝 檀陀鳩奢隸 檀陀修陀隸 修陀隸 修陀羅婆底 
  佛駄波羶禰 薩婆陀羅尼・阿婆多尼 薩婆婆沙・阿婆多尼 修阿婆多尼 僧伽婆
  履叉尼 僧伽涅・伽陀尼 阿僧祇 僧伽婆伽地 帝隸阿惰僧伽兜略阿羅帝・波羅
  帝 薩婆僧伽・三摩地・伽蘭地 薩婆達磨・修波利刹帝 薩婆薩垂・樓駄驕舍略
  ・阿菟伽地 辛阿毘吉利地帝
 
世尊、もし菩薩ありてこの陀羅尼を聞くことを得る者は、まさに知るのであります。
 
これぞ普賢の神通の力なりと。もし法華経の閻浮提の中での経行する受持の心がけあ
 
る者は、この念をなすのです。皆これは普賢の威神の力なりと。
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回は、普賢菩薩が釈迦滅後の像法・末法にまたがって何度かその時節に白象王に乗
って、或いは自ら白象となって現れるということで、正法・像法とは実際のところ何
年なのかという疑問を考えてみました。
 
そのように普賢菩薩は釈迦滅後の対策について入念で抜かりのない詳細な計画を立て
て、その未来像を釈迦に完璧な自信をもって伝えていましたが、その普賢が握ってい
る一つの重要アイテムは独自な数々の陀羅尼神呪であり、それを使いこなす神力を最
大に活用しようとしている菩薩であるようです。
 
そして今回、普賢はその大自慢の陀羅尼を釈迦の前で説き始めました。

その二十句に渡る陀羅尼を説き終わると、普賢は釈迦に言いました。
「もし菩薩の中にこの陀羅尼を聞くことのできた者は、明らかに知るのであります。
これこそが普賢菩薩の神通による威力であると。またもし法華経を閻浮提に広めよう
とするために受持する者は、この信念をなすはずです。皆これは普賢菩薩の名の持つ
威神の力なりと」
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
   
その謎1:普賢菩薩は陀羅尼を第一に得意としているようですが、別の法師など位の
     高い修行をした説法者などに対し陀羅尼を用いて外敵の魔などから擁護す
     るための菩薩なのでしょうか?
   
その謎2:普賢菩薩は、釈迦にとっては他方の菩薩の部類ということになるのでしょ
     うか?
 

 

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法華経 序品第一

 

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7-28

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コメント: 4
  • #1

    ぶっけん成安田 (火曜日, 28 11月 2017 09:50)

    普賢菩薩とは法華経の最終章になってやっと登場してきた新たな菩薩です。
    菩薩とは仏の地位に次ぐ神通力者であり、仏道修行者の中で一番最高の地位です。
     
    その菩薩の中には自力で修行して成仏を目指す菩薩と更にそれを他力で支援してあげる菩薩との両方のタイプがいるようです。
    つまり、自力で修行する菩薩に対し救済してあげる他の菩薩がこの普賢菩薩のタイプなのです。
    普賢菩薩はこの品で自力の菩薩に対しては陀羅尼神呪を唱えて救済するという方法を釈迦仏に提案し披露しています。
    さて、この2種類の菩薩の功徳は一体どちらが多いのでしょうか?
     
    (ぶっけん 成安田)

  • #2

    ぶっけん (火曜日, 28 11月 2017 17:09)

    愛をどのようにして与えたら良いかと悩むなら、それはまだ何も愛を与えていない。
    悟れていない一眼の亀のように未だ不自由であると思い込んでいる。
    その場合、ただ不自由であることを忘れれば、それで自由である。

  • #3

    ぶっけん (火曜日, 28 11月 2017 17:10)

    なぜ暗いように思われるのかと不安に思ったり、
    どうしたら暗く思われないようになれるかと悩むなら、
    まだ何も暗くしたことがない

  • #4

    ぶっけん成安田 (水曜日, 29 11月 2017 09:52)

    一眼のカメが何を悟ったか?
    それは「喰っていける!」という確かな望みです。
    それは手段によるものではない、思考によるひらめきでのみ得れたものです。
    つまり、実行が難しかった亀ならでは得れたものです。
    (ぶっけん 成安田)