第5-21日 Vol.133  通逹無礙にして一佛土の如し 【如來神力品第二十一】(二十四~二十九行)



 
★★ きょうの謎!
   
その謎1:南無釈迦牟尼佛と唱える南無とはどういう意味なのでしょう?
   
その謎2:この品で、虚空の諸天が十方世界へ釈迦牟尼を紹介して普く広めた時がやっと釈

     迦如来が今舞い降りたという状態なのでしょうか?
 
  
■■第5-21日 Vol.133
   
 通逹無礙にして一佛土の如し
 
 【如來神力品第二十一】
 (二十四~二十九行)
  
 
■■今日の一偈一句
 
 カ モロモロ シュジョウ コクウ ナカ コエ キ オワ   ガッショウ  シャバセカイ ムカ   カク 
 彼の諸 の衆生、虚空の中の聲を聞き已つて、合掌して娑婆世界に向つて、是
 
  ゴト コトバナ   ナム シャカムニブツ  ナム シャカムニブツ   シュジュ ケ コウ ヨウラク
 の如き言を作さく、南無釋迦牟尼佛・南無釋迦牟尼佛と。種種の華・香・瓔珞
 
 バンガイオヨ モロモロ ゴンシン グ チンポウミョウモツ モッ ミナトモ ハル   シャバセカイ サン
 ・旛葢及び諸 の嚴身の具・珍寶・妙物を以て、皆共に遥かに娑婆世界に散ず。
 
 ショサン ショモツジッポウ キタ    タト  クモ アツマ ゴト  ヘン  ホウチョウ 
 所散の諸物十方より來ること、譬えば雲の集るが如し。變じて寶帳となつて、
 
 アマネ コ アイダショブツ ミウエ オオ トキ ジッポウセカイ ツウダツムゲ   イチブツドゴト
 遍く此の間の諸佛の上に覆う。時に十方世界、通逹無礙にして一佛土の如し。
 
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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彼方の諸々の衆生は、虚空の中の諸天の声を聞き終って、合掌して娑婆世界に向
 
って、このような言語を発した、「南無釈迦牟尼佛・南無釈迦牟尼佛」と。種々
 
の華・香・瓔珞(ようらく:花輪、首飾り、環または紐)・旛葢及び諸々の厳身
 
の具・珍宝・妙物を供えて、皆共に遥か彼方から娑婆世界に散らした。所々の散
 
らべられた諸物は十方より来ること、例えば雲の集るかの様である。変化して寶
 
帳(ほうちょう:宝の網)となって、遍くこの中の諸佛の上に覆う。時に十方世
 
界は、通逹無礙(つうだつむげ:通達が自在)になり一佛土のようになった。
       
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回は、釈迦佛と諸佛の神変による神力は十方世界すべてに至り、十方世界の一
切衆生は今娑婆世界に居る諸佛、及び釈迦牟尼佛、多寶如來とそれを取り囲む大
量の菩薩や四衆の状況を見ました。
   
すると即時に虚空の諸天は大音聲をとどろかせ「この無量無辺百千萬億阿僧祇ほ
どある国々の世界を過ぎた遥かな所に国があって、その名を娑婆という。その中
に佛がいます、釈迦牟尼という佛である。今諸々の菩薩摩訶薩の為に、大乗経の
妙法蓮華・教菩薩法・佛所護念と名付けられているお経を説くことになるであろ
う。汝らまさに心して隨喜すべし、また、しっかりと釈迦牟尼佛を礼拝して供養
するのだ」と報せました。
   
さて今回の続きは、各十方の彼方から虚空の声を聞いた諸々の衆生は、合掌して
娑婆世界に向かって「南無釈迦牟尼佛・南無釈迦牟尼佛」と唱えました。
   
そして、さまざまな種類の華・香料・花輪や首飾り・美しい傘の一連及び諸々の
身を飾る道具・珍宝・貴重品を奉げ、それら皆一緒に遥か彼方から娑婆世界へ散
らされました。
   
それら散りばめられた諸々の物は、十方各地から飛来してきて、それは雲の集ま
るようでした。
そして変化して宝の網となり、あまねく娑婆世界の中の諸佛の上を覆いました。
   
瞬時に十方世界すべては、状況が自在に行き渡り、あたかも同じ一つの佛世界の
ようになりました。
  
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
   
その謎1:南無釈迦牟尼佛と唱える南無とはどういう意味なのでしょう?
   
その謎2:この品で、虚空の諸天が十方世界へ釈迦牟尼を紹介して普く広めた時
     がやっと釈迦如来が今舞い降りたという状態なのでしょうか?
 



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法華経 序品第一

 

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5-21

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コメント: 1
  • #1

    ぶっけん成安田 (木曜日, 21 9月 2017 08:39)

    【戦いの王者】

    地球から誕生して地球に戻ってくるのが仏としての如来でしょう
    それに対し、神様とは宇宙で生まれて地球へやって来た、或いは地球そのものを宇宙の中に誕生させた産みの親でしょう
    つまり、宇宙の神様の中に創造の神といわれている神様は地球側から発生したわけではないのです
    宇宙には様々な神様が存在し創造の神も存在すれば破壊の神様も存在します
    それら様々多種の神様の宇宙を泳ぎ渡って真実を地球へ持ち帰って来るのが如来なのです

    さて、いざとなったらウルトラマンを呼べとは、宇宙の地球以外の別な星で誕生したウルトラマンだったのです
    それなら、ウルトラマンは神様なのでしょうか?
    答えは、ウルトラマンは神様ではなく、宇宙で発生し地球へやって来た大王というものなのです
    しかし、ウルトラマンは地球の平和を取り戻すと再び平和な生まれ故郷の星へと、戦いに来た地球での大王権を放棄して帰って行くのです
    大王とは戦いの王者だからです

    (ぶっけん成安田)