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第3-23日 Vol.79  彼の国には女人等・諸難あることなし 【薬王菩薩本事品第二十三】(九~十五行)



★★ きょうの謎!
   
その謎1:日月淨明徳如來の国にはなぜ女人は居ないのでしょう?
   
その謎2:天の伎楽をなすことがなぜ供養につながるのでしょうか?
 
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■■第3-23日 Vol.79
 
  
 彼の国には女人等・諸難あることなし
 
 【薬王菩薩本事品第二十三】
 (九~十五行)
   
■■今日の一偈一句
 
 カ クニ  ニョニン ジゴク ガキ チクショウ アシュラトウ オヨ ショナン       ジ タイラ 
 彼の國には女人・地獄・餓鬼・畜生・阿修羅等及び諸難あることなし。地の平
 
     タナゴコロゴト     ルリ ショジョウ  ホウジュショウゴン ホウチョウウエ オオ タカラ
 かなること掌の如くにして、瑠璃の所成なり。寶樹莊嚴し、寶帳上に覆い、寶
 
  ケバン タ  ホウビョウ コウロ コッカイ シュヘン   シチポウ ダイ ナ イチジュ イチダイ
 の華旛を垂れ、寶瓶・香爐、國界に周遍せり。七寶を臺と爲して一樹に一臺あ
 
   ソ  キダイ サ   ヒトヤタケ  ツ    コ モロモロ ホウジュ ミナボサツ ショウモン
 り。其の樹臺を去ること一箭道を盡くせり。此の諸 の寶樹に皆菩薩・聲聞あ
 
   ソ  モト ザ  モロモロ ホウダイ ウエ オノオノヒャクオク ショテン  テン ギガク ナ
 つて其の下に坐せり。諸 の寶臺の上に各 百億の諸天あつて天の伎樂を作し、
 
 ホトケ カタン  モッ クヨウ  ナ
 佛を歌歎して以て供養を爲す。
    
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   1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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彼の佛の国には女人・地獄・餓鬼・畜生・阿修羅等及び諸難は存在しない。地の
 
平らな様は掌(たなごころ:手のひらを開いたよう)の如くにして、瑠璃だけの
 
一面を形成している。宝の樹木が荘厳し、宝の網が上に覆い、宝の華の旗を垂れ、
 
宝の花瓶・香炉が、国中に配置されている。七宝を高楼の台に用いて一樹に一台
 
あり。その樹々の高楼の配置間隔は一箭道(いちやたけ:矢の射程距離)に正確
 
に等しい。この諸々の宝樹には皆菩薩・聲聞が配備されるようにその樹下に座せ
 
り。諸々の宝台の上に各々百億の諸天が載っていて天の音楽を奏で、佛を賛歌で
 
称嘆してそれにより供養をなす。
    
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   2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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彼の国、つまり乃往過去無量恒河沙の昔にいた日月淨明徳如來の国には、女人は
存在しなく、地獄・餓鬼・畜生・阿修羅等の天と人を除いた六道つまり四悪道も
存在しなく、そのため諸々の難が生ずることが無かったそうです。
   
ですから、この国は女人を除いた天と人だけが暮らす国だったのでしょうが、な
ぜ女人が居ないことが国が平穏なのかがちょっとミステリアスな面を匂わせてい
るようですね。
   
その国土の外観は手のひらを広げたように非常に平坦で凹凸が無く、瑠璃の宝石
で埋め尽くされており、樹木が宝のように荘厳されていて、宝の網のような幕が
その宝樹の上から覆っていて、更に宝の花のように旗を宝樹から垂れ下げてなび
かせ、宝の花瓶や香を炊く香炉が国中各地隅々に配置されているという感じです。
   
また、七宝を用いて造った高楼の台が一つの宝樹に一台ずつ取り付けられていて、
その宝樹および高楼の台は弓矢で射的して丁度届く距離間隔を正確に保つようし
っかり計算され尽くされたように設置されているそうです。
   
その諸々の宝樹のどれにも、皆菩薩と声聞が配備されていて、その根元に座して
いて、その諸々の高楼の上のほうには各々に百億の数の諸天が居て天の合奏をな
し、日月淨明徳佛に賛歌を詠って称嘆することにより供養を施していたそうです。
   
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   3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
  
その謎1:日月淨明徳如來の国にはなぜ女人は居ないのでしょう?
   
その謎2:天の伎楽をなすことがなぜ供養につながるのでしょうか?
  

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法華経 序品第一

 

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コメント: 2
  • #1

    ぶっけん (水曜日, 22 7月 2015 21:16)

    女人が居ない国とは・・?

  • #2

    ぶっけん成安田 (木曜日, 23 3月 2017 00:06)

    修行する者に女人はいないとか、だから諸難はないとか、仏教は思い切ってますね!
    それほどに、神の創ったありのまま調和の自然の教えではないのが仏教であることがわかりますね。
    所詮、計り知れない異次元ですら人間が頑張れると確信するならば、それすら真の生き方として保証済みなのが法華経です。
    たとえ錯覚しようと、これほど安心して取り組めるよう作成されているテキストを活用しない手はありません。