★★ きょうの謎!
その謎1:百・千年を一瞬に経過させてみせたのはなぜでしょうか?
その謎2:咳払いしたり指を鳴らす行為は佛らしくなく、どういう意味なのでしょうか?
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■■第3-21日 Vol.77
十方の諸佛世界、六種に震動す
【如來神力品第二十一】
(十一~十八行)
■■今日の一偈一句
シャカムニブツ オヨ ホウジュゲショブツ ジンリキ ゲン トキヒャクセンザイマン シコウ ノチ
釋迦牟尼佛及び寶樹下の諸佛、神力を現じたもう時百千歳を満ず。然して後に
カエ ゼッソウ オサ イチジ キョウガイ トモ タンジ コ フタ オンジョウ
還つて舌相を攝めて、一時に謦亥し、倶共に彈指したもう。是の二つの音聲、
アマネ ジッポウショブツセカイ イタ ジミナロクシュ シンドウ ソ ナカ シュジョウ テン リュウ
遍く十方の諸佛の世界に至つて、地皆六種に震動す。其の中の衆生、天・龍・
ヤシャ ケンダツバ アシュラ カルラ キンナラ マゴラガ ニン ヒニントウ ホトケ ジンリキ
夜叉・乾闥婆・阿修羅・迦樓羅・緊那羅・摩候羅伽・人・非人等、佛の神力を
モッ ユエ ミナコ シャバセカイ ムリョウムヘンヒャクセンマンノク モロモロ ホウジュゲ シシザジョウ
以ての故に、皆此の娑婆世界の無量無邊百千萬億の衆 の寶樹下の獅子座上の
ショブツ ミ オヨ シャカムニブツ タホウニョライ トモ ホウトウ ウチ マシマ シシ ザ ザ
諸佛を見、及び釋迦牟尼佛、多寶如來と共に寶塔の中に在して、獅子の座に坐
ミ マタ ムリョウムヘンヒャクセンマンノク ボサツマカサツ オヨ モロモロ シシュウ
したまえるを見たてまつり、又無量無邊百千萬億の菩薩摩訶薩及び諸 の四衆
シャカムニブツ クギョウ イニョウ ミ
の、釋迦牟尼佛を恭敬し囲繞したてまつるを見る。
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1. 今 日 の 解 読 ! (苦)
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釈迦牟尼佛及び宝樹の下に座した諸佛が、神力を現じたもう時に百・千年が経過
した。しばらくした後に現時に戻り舌相を口に納めて、同時に咳祓いし、指と指
を弾いて打ち鳴らしたもう。この二つの音波は、限りなく十方にいる諸佛の世界
にまで至って、地面は皆六種類の震動を起した。その現象下の中にいた衆生であ
る、天・龍・夜叉・乾闥婆・阿修羅・迦樓羅・緊那羅・摩候羅伽・人・非人等た
ちは、佛のその絶大な神力効果のために、皆がこの娑婆世界の中に無量・無邊・
百・千・萬・億の数存在するもろもろ多くの宝樹下の獅子座上の諸佛を目の当た
りにし、及び釈迦牟尼佛が、多宝如來と共に宝塔の中にましまして、獅子の座に
坐したまえるところを見たてまつり、又無量・無邊・百・千・萬・億のおびただ
しい数の菩薩摩訶薩及び諸諸の四衆が、釈迦牟尼佛を恭敬し囲繞したてまつると
ころを見えたのだった。
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2. 今 日 の 説 法 ! (集)
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世尊と寶樹下の師子座上の諸佛が大神力を発揮し、広長舌を出して無量の光を放
った時、百・千年を一気に過ぎ去ったそうです。
この百・千年はもしかして千年の百倍と考えますと10万年ということになりま
す。
10万年といいますと、ちなみに現代人の先祖の猿人、原人、旧人類、そして現
代人に近い新人類が発生しだした頃が今から20万年前頃だそうです。
そして今から10万年くらい前頃からは今の人間らしい共同生活や集団移住など
が徐々に起き始めていたらしいです。
ですから、この10万年の長さは人間としての古代からの生活の歴史のすべてを
網羅する時間ということになりますね。
そして、この百・千年を一旦過ぎさせた後、再び現時間へ還すと共に、釈迦およ
び諸佛は広長舌を口の中にしまい、咳払いして指を弾いて鳴らすという不思議な
ジェスチャーをしたのでした。
そして、この不思議なジェスチャーの咳払いと弾指による二つの音は、遥か十方
の諸佛の世界にまで至り、大地は大きく六種類の地震を起したのでした。
その大地全般の中に住んでいた一切の衆生はその大神力の影響であらゆるこの娑
婆世界の状況がその時、見えたそうです。
大神力を発揮した釈迦たちの居る娑婆世界では、なんと無量無辺の数のさまざま
な諸佛が存在し、釈迦と多宝如來が共に多宝仏塔の中に居て、師子座に座し、そ
の二佛を囲むように無量無辺の諸佛と同じくらい多くの数の菩薩および四衆が恭
敬し囲繞している状態が目の当たりに見えたそうです。
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3. 今 日 の 謎 ! (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
その謎1:百・千年を一瞬に経過させてみせたのはなぜでしょうか?
その謎2:咳払いしたり指を鳴らす行為は佛らしくなく、どういう意味なのでし
ょうか?
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ぶっけん (月曜日, 20 7月 2015 23:54)
神通力を働かせる佛たち
ぶっけん成安田 (月曜日, 20 3月 2017 22:55)
【自分を変えれば強くなる】
変化に対応するという事は、ただ状況の変化に上手くついていくことではない。
状況の変化に対し、自分自身もすべて変化していかなければならないのだ。
例えば、私たちの身体の細胞は毎日絶え間なく大量に死滅してはまた生まれ変わっている。そのようにあらゆる変化を常に自身で実感できている者こそ、あらゆる外部の変化にも強いものなのだ。
生まれ変われることを実感できれば必ず強くなれる。
ところで、自分を変えるという事は、何かを大幅に省くということだ。
ぶっけん成安田 (火曜日, 21 3月 2017 10:46)
「真実とは何か❓」・・を肯定的に直せば、
これだけでコミュニティチャンスは成長的に活性化する❕
1.真実は隠される可能性がある
2.真実を明かすことは危険リスクを負う可能性がある
3.真実=救済とは必ずしも限らない
この3つの条件の中で一つ1.だけは考えから省いてよい。
これは、お釈迦様も説いておられる。
1.を放置することである。
そうすれば「真実とは何か?」の答えが現れてくる。
ぶっけん成安田 (金曜日, 21 7月 2017 09:00)
如来はどんな時に降りてくるのでしょう?
それは私たち衆生の生きる世の中が衆生同士の力だけではもうすでに何も対処しきれない大混乱期を迎えた時、
その一大事な時に如来は見かねて法華経という薬箱に隠した宝を持って降りてくるのです
しかし、その一大事な時でもその薬箱を如来は降りてすぐには開けません
それは戦いを勝ち取った者だけを選んで授与する褒美と祝福の宝物なのです
つまり、如来は菩薩という戦う兵士のみを教化するのです
その善意なる戦いがいつかは終了し、この世が平定を取り戻す時、如来はこの宝を衆生皆のために置いてこの世から立ち去っていくのです
即ち、法華経という経典は世の中の一大事の病から即座に立ち直らせることのできる有り難い希少なものであり、魔訶不思議な即効薬であるのです