第2-23日　Vol.51　　日月淨明徳如來の寿は四万二千劫　【薬王菩薩本事品第二十三】（五～九行）

　
★★　きょうの謎！
　
その謎１：この日月淨明徳如來と序品第一の日月燈明如來は、名前がよく似てい
　　　　　ますがどういう関係があるのでしょう？
　　　
その謎２：佛の寿は四萬二千劫、菩薩の寿命もまた等しいというのは何か意味が
　　　　　ありそうですが？
　
　
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■■第2-23日　Vol.51
　　　
　日月淨明徳如來の寿は四万二千劫
　
　　【薬王菩薩本事品第二十三】
　　（五～九行）
　　　
■■今日の一偈一句
　　
　ｿ　ﾄｷ　ﾎﾄｹ　ｼｭｸｵｳｹﾎﾞｻﾂ　ﾂ　　　　　　　ﾅｲｵｳｶｺﾑﾘｮｳｺﾞｳｶﾞｼｬｺｳ　ﾎﾄｹ
　爾の時に佛、宿王華菩薩に告げたまわく、乃往過去無量恒河沙劫に佛いましき、
　
　ﾆﾁｶﾞﾂｼﾞｮｳﾐｮｳﾄｸﾆｮﾗｲｵｳｸﾞｼｮｳﾍﾝﾁ　ﾐｮｳｷﾞｮｳｿｸｾﾞﾝｾﾞｲｾｹﾝｹﾞﾑｼﾞｮｳｼﾞｼﾞｮｳｺﾞｼﾞｮｳﾌﾞ
　日月淨明徳如來・應供・正遍知・明行足・善逝・世間解・無上士・調御丈夫・
　
　ﾃﾝﾆﾝｼ　ﾌﾞﾂ　ｾｿﾝ　　ﾅﾂﾞ　　　　　　ｿ　ﾎﾄｹ　　　ｵｸ　ﾀﾞｲﾎﾞｻﾂﾏｶｻﾂ　
　天人師・佛・世尊と號けたてまつる。其の佛に八十億の大菩薩摩訶薩・七十二
　
　ｺﾞｳｶﾞｼｬ　ﾀﾞｲｼｮｳﾓﾝｼｭ　ﾎﾄｹ　ｼﾞｭ　　ﾏﾝ　　ｺｳ　ﾎﾞｻﾂ　ｼﾞｭﾐｮｳﾏﾀﾋﾄ
　恒河沙の大聲聞衆あり。佛の壽は四萬二千劫、菩薩の壽命も亦等し。
　
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 　　1.　今 日 の 解 読 ！　　（苦）
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その時に佛は、宿王華菩薩に告げられた、今から過去へ遡ること無量・恒河沙劫
　
の昔に佛が住んでいた、日月淨明徳如來・應供・正遍知・明行足・善逝・世間解
　
・無上士・調御丈夫・天人師・佛・世尊という號であった。その佛には八十億人
　
の大菩薩摩訶薩と七十二恒河沙というおびただしい人数の大声聞の群衆が仕えて
　
いた。その佛の寿命は四万二千劫であり、菩薩たちの寿命もまた等しい。
　
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 　　2.　今 日 の 説 法 ！　　（集）
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この品の前回では、釈迦は宿王華菩薩から薬王菩薩がなぜ娑婆世界で活動してい
るのか、その意味を問われ、それに対し今回、釈迦はその意味を説明し始めたと
ころです。
　　　
まず釈迦は、はるか大昔に日月淨明徳如來という佛が居たことを宿王華菩薩へ教
え出しました。
　　　
その日月淨明徳如來は八十億人もの大菩薩摩訶薩と数え切れないほど多くの声聞
の群集を支持者として抱えていたといいます。
　　　
そして、その佛の寿命は四万二千劫であり、支持層の菩薩たちも同じくその寿命
は四万二千劫だったということです。
　
釈迦の宿王華への説明として、薬王菩薩その者のことに対して、まずは薬王菩薩
に関連するらしい古くから居た如來の存在を伝えているのは、当然、薬王菩薩の
ことを語るに、この如來の存在は絶対欠かせないことであるということなのでし
ょうね。
　　　
つまり、薬王菩薩を知りたいなら、何より先にこの如來のことを知らなければな
らないということなのでしょう。
そして、この日月淨明徳如來は特に半端でない多くの菩薩と声聞を抱えていたと
いうことがこの如來の大きな特徴だったのでしょう。
　　　
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 　　3.　今 日 の 謎 !　　　（滅）
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう！
　　　
その謎１：この日月淨明徳如來と序品第一の日月燈明如來は、名前がよく似てい
　　　　　ますがどういう関係があるのでしょう？
　　　
その謎２：佛の寿は四萬二千劫、菩薩の寿命もまた等しいというのは何か意味が
　　　　　ありそうですが？
 　

日と月の不思議・・薬王菩薩本事品第二十三（２）

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