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第2-19日 Vol.47  父母所生の清淨の肉眼 【法師功徳品第十九】(五~八行)

法師功徳品第十九 法華経

 
★★ きょうの謎!
 
その謎1:有頂天とは、調子が良すぎるという意味なのではないしょうか?
   
その謎2:天上界の中の色界とはどういう世界なのでしょう?
 
 
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■■第2-19日 Vol.47
   
 父母所生の清淨の肉眼
 
  【法師功徳品第十九】
  (五~八行)
   
■■今日の一偈一句
 
 コ ゼンナンシ ゼンニョニン ブモショショウ ショウジョウニクゲン      ダイ セカイ ナイゲ 
 是の善男子・善女人は父母所生の清淨の肉眼をもつて、三千大千世界の内外の
 
 アラユ セン リン ガ カイ  ミ    シモアビジゴク イタ  カミウチョウ イタ   マタソ
 所有る山・林・河・海を見ること、下阿鼻地獄に至り、上有頂に至らん。亦其
 
  ナカ  サイシュジョウ ミ オヨ ゴウインネン カホウ ショウショコトゴ ミコトゴト シ
 の中の一切衆生を見、及び業の因縁・果報の生處悉く見、悉く知らん。
                        
    
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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この良家の男子・女人は父母から頂いた生まれつきの清浄の肉眼を用いて、三千
 
大千世界の内外のあらゆる山・林・河・海を見ることは、下は阿鼻地獄に至り、
 
上は有頂天にまで至るまでを見るに等しい。またその中に住む一切の衆生の状況
 
を見、およびそれらの業の因縁・果報の生ずる所を隅々まで見、隅々までを知る
 
ことができるのだ。
   
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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この法華経を受持し、読誦し、解説し、書写する善男子・善女人は、八百の眼の
功徳を得れるそうです。
それも、その眼の功徳とは、最高の眼である佛眼を得なくとも父母から生まれ持
った元々の人間としての自分の肉眼のままに、すべての物・事柄を見抜くことが
でき、更にそれらの業に対する因果の実態をも見通すことができるようになると
いっています。
   
その清淨の肉眼で見る世界は下は阿鼻地獄から上は有頂に至るといっていますが、
我々の住む閻浮提という世界の地下などには地獄があり、その地獄には地下の上
から下まで八段階の種類があるといわれています。
   
その一番下の階層には、瞬時にも楽のない極苦の阿鼻地獄(無間地獄)があるそ
うです。
そして、有頂とは私たち人間界の一つ上にある天上界の中で更に色界という名で
区分されている階層の色界天の中で最上位にあたるという有頂天(阿迦尼叱天)
の座のことです。
   
佛法ではこの世の中には十種の世界があるということは前にも話した通りです。
つまり、下から上へ地獄界・餓鬼界・畜生界・阿修羅界・人間界・天上界・声聞
界・縁覚界・菩薩界・佛界の十種でしたね。
   
なお、この十種の中の一つ、たとえば一つの人間界の中にはまた更にこの十界が
あるといわれています。
   
ですから、下は阿鼻地獄から上は有頂まで、という意味は十界のうち、地獄界か
ら天上界の一部までの人間界以外の世界まで、清淨の肉眼のままですべて見通す
ことができ、すべてを知ることができるのです。
   
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
   
その謎1:有頂天とは、調子が良すぎるという意味なのではないしょうか?
   
その謎2:天上界の中の色界とはどういう世界なのでしょう?
  


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法華経 序品第一

 

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2-19

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コメント: 3
  • #1

    ぶっけん (月曜日, 18 5月 2015 17:45)

    『生まれ持った八百功徳の眼で見通せるのは三界範囲の六道まで』

  • #2

    ぶっけん (木曜日, 18 6月 2015 21:37)

    『嘘も方便、嘘八百』

  • #3

    ぶっけん (火曜日, 18 10月 2016 21:54)

    十界のうち各々一世界には100の功徳があるとしますと・・。
    十界合計では1000功徳になりますね。
     
    それでは、1200功徳:800功徳=6:4ですね。
    つまり、6+4の合計=十界のようであり、
    1200功徳+800功徳=2000功徳で、1000功徳の2倍です。
    この計算からすれば、この世の中には2種類の十界が存在しているかもしれません。
    よって、この世には、三千世界と三千大千世界がある!・・・わかりますでしょうか?