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第1-1日 Vol.1 <創刊号>  このように我は聞いたのだ 【序品第一】(一~二行)


■■第1-1日 Vol.1 <創刊号>
 
 このように我は聞いたのだ
 

 【序品第一】(一行~二行)
 
■■今日の一偈一句
 
 カク ゴト  ワレキ    ジ ホトケ オウシャジョウギシャクセン ナカ ジュウ    ダイビクシュ
 是の如きを我聞きき。一時、佛、王舍城・耆闍崛山の中に住したまい、大比丘衆
 

 マン  ニン トモ    ミナコ  アラカン
 萬二千人と倶なりき。皆是れ阿羅漢なり。
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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このように我は聞いた。ある時期、佛は王舍城のある耆闍崛山の山中に住んでお
  
り、大比丘衆の1万二千人が伴っていた。その大比丘らは皆阿羅漢の地位にあっ   

  

た。
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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法華経は通常、無量義経(開経)と観普賢菩薩行法経(結経)の3つの経典が関連
て一組になっています。
  

この3つの経の始まりの文句は各々「是の如きを我聞きき。」となっていて皆同じ始まり方なのです。
 
このように我は聞いた、という始まり方の意味は、ある者が釈迦の生前の時に聞いていた話をそのままこの法華経の読み手に話し始めるという語り口なのです。
 
さて、そのある者とは、この序品の最初に記されている大弟子の一人である阿難という釈迦の侍者なのです。
釈迦の死後、数ヵ月後に集った弟子達の中で唯一釈迦の話していたことを正確に暗記していて、その場皆の前で自分の頭から涌出したといわれ、その内容が法華経として語り継がれてきたといわれています。
 
どうしてか、釈迦は生前中に教えの内容を何一つ書面や石筆などの記録に何一つ残さなかったといわれています。
 
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釈迦が住んでいたという王舍城とは単に山城のような場所だけで、豪華な建物らしきものではなかったようです。
そして記録は何も残さなかったわけですから、釈迦が生存していたという証拠記録はすでに釈迦の死の直後にはほとんど何も無かったのでありましょう。
   
残された証拠は弟子達の証言だけだったようなのです。
これは何か特別の事情があったのでしょうか。
考えられることは王舍城という名前の居城だけあつて姥捨て山のように王が捨てられに行く山だったのかもしれませんね。
 
釈迦は仏道に入る以前は王様をなさっていたことはすでにご存知でしょうか?
釈迦は現存していた人物であり、釈迦は王家の王子として生まれましたが佛道を目覚し、王になることを辞めて出家をしたのが19歳或いは、29歳の時だったと伝えられています。
 
その後、苦しい6年の修行期間を経て35歳(一説では30歳)の時、初めて菩提樹の下で悟りを開き成道したのでした。
最初にお断りしておきますが、この35歳の時の成道とは晩年の悟りによる成佛とは異なる意味が重要であるということです。
 
つまり、「成道した」のは自らであり、「成佛できた」のは他からの力という重要な意味の違いなのです。
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
 
その謎1:成道と成佛との実際の状況は違うのでしょうか?
 
その謎2:一時、王舍城に住んでいたのは何故でしょう?
 

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本日品のその後の続き文、【今日の謎!の答え、解説など詳細満載】

 4. 今 日 の 知 識 !  (道)
 5. 今 日 の 解 脱 !  (解)

 6. 今 日 の 振 返 り ! (脱)

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